Jリーグの原博実副理事長がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直な言葉で綴る『超現場日記』。今回は18日、ミクニワールドスタジアム北九州で行われたJユースカップ決勝・清水エスパルスユースvs横浜F・マリノスユースを視察した。
■どんなスポーツでも速く走るのは基本
怖いもの知らず。自分をどんどん出して、失敗を怖れない。失敗は取り返せる。やはり、若いっていい。
Jユースカップ決勝の場には、福岡県在住の“日本一かわいい女子高生” 福田愛依(めい)ちゃんが訪れた。試合前、ハーフタイムに2人でピッチレポートを行った。常識にとらわれないその明るさ。こんなポーズも撮らされた。
決勝の前には、9時半からミクニワールドスタジアム北九州近くの「あさの汐風公園」で「DO!ALL SPORTSスポーツクリニック」が開催された。一昨年も函館で行われたJリーグが主催する参加型スポーツイベントだ。
この日の実施競技は、陸上、野球、タグラグビー、そしてサッカー。
まずは全員で陸上の先生・土江寛裕さん(アトランタ、シドニー五輪陸上競技代表)から足が速くなる走り方を教わる。ウォーミングアップ替わりだ。どんなスポーツでも速く走るのは基本。
その後3チームに分かれてそれぞれの先生に教わる。サッカーは地元出身で元サッカー日本代表の本田泰人さんと平山相太さん。野球も地元福岡のNPO法人ホークスジュニアアカデミーから。
タグラグビーの先生は伊藤剛臣さん。伊藤さんも元ラグビー日本代表だ。始まる前は誰もラグビーボールを触らなかったのに、イベントの後は多くの子どもたちがラグビーボールで遊んでいたのが印象に残った。
小学生のうちはいろいろなスポーツをやったほうがバランスも良くなる。投げるのが苦手な子どもが多いのには驚いた。
■若い個性がぶつかり合う積極的な一戦
決勝の会場となるミクスタ。JR小倉駅から10分もかからない。アクセスは抜群だ。海に面した素晴らしいサッカー専用スタジアム。両ユース選手の良さがより近くで見られる。
Jユースカップを応援に来てくれたサポーターには心から感謝。清水サポーターと横浜FMサポーター。
13時3分キックオフ。清水エスパルスユースはエースの佐野陸人(3年)が不在。来季トップチームへの昇格が決まっているGKの梅田透吾(3年)もケガ。その中で、2年生5人、1年生1人がスタメンに名を連ねる。
一方、準決勝までの5試合で計25得点の横浜F・マリノスユース。中盤から前は準決勝・ヴィッセル神戸U-18戦と同じ顔ぶれが並ぶ。
ではハイライトをどうぞ。
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