明日に開幕を迎える2018明治安田生命Jリーグ。
データスタジアムは保有するプレーデータを使用した【チームスタイル指標】を開発し、運営する「Football LAB」(http://www.football-lab.jp/)で掲載をしている。
今回、これらの数値を使い、J1開幕戦の対戦カード別にまとめてみた。
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注意してほしいのは、あくまでも「攻撃スタイルの指標」であり、必ずしも得点パターンと一致するわけではないということ。また、昨季のデータをもとにした指標のため、選手の移籍や監督の交代等で戦い方が変わる可能性があるということ。数字の大小が優劣を表すものではないが、1つの目安として試合を楽しむためのエッセンスにしてはいかがだろうか。
例えば「フライデーナイトJリーグ」:鳥栖vs神戸において、ホームの鳥栖はショートカウンターの偏差値が比較的高めで、その他は低めとなっている。攻撃回数そのものが少ない=守備を重視してショートカウンター、といったイメージだろうか。神戸はロングカウンターと敵陣ポゼッションの数値が高いことから、低い位置で奪って早めに前線へと供給しつつも、一定の距離さえ稼げれば無理に急がずつないで攻めるだろう、などだ。
仙台vs柏は、同サイドのマッチアップが白熱することが予想される。仙台の左サイド攻撃の偏差値が高く、柏の右サイド攻撃の偏差値が高い。中野 嘉大と伊東 純也のどちらが相手の優位に立つか。といった中で、逆のサイドには、仙台は古林 将太、柏は亀川 諒史という攻撃力には自信を持っている2人が、淡々と好機をうかがっているかもしれない。
各チームのデータは昨季所属していたカテゴリーを元にしている。J2の中では中央攻撃・敵陣ポゼッションといった値が高かった名古屋は、J1でも同じようなスタイルを貫けるか。また、左サイド攻撃の偏差値がトップだった横浜FMは、マルティノス、齋藤 学がチームを離れ、新たにアンジェ ポステコグルーが監督に就任。どのような戦術に舵を切るのか、昨季の数値と比較してみるのも面白いだろう。
※指標の詳細は、「Football LAB」内の「チームスタイル指標とは」を参照ください。
・チームスタイル指標とは http://www.football-lab.jp/pages/team_style/
(偏差値以外にも各攻撃からシュートに至る割合なども掲載しております)
(文章/データ提供:データスタジアム株式会社)