明日に開幕を迎える2017明治安田生命Jリーグ。
今回のコラムでは、各チームの得点パターンを「アシストエリア」のデータを使ってデザインし、J1開幕戦の対戦カード毎に並べて表現した。
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<データ概要>
2016明治安田生命Jリーグでのセットプレーを除いた敵陣内でのアシストが対象。
ピッチを横に3等分したエリア[左サイド][中央][右サイド]で、どのエリアからのアシストが多いのかをチーム毎に割合で表示。
※2016J1平均[左サイド34.1%][中央35.7%][右サイド30.2%]
18チームの中で割合が最も高く、特定のエリアに偏りが見られたのが、ジュビロ磐田の右サイドで64.7%。中村 俊輔の加入やジェイの退団により、昨季と違った攻撃スタイルとなるのかも興味深い。
中央の割合が最も高いチームは、浦和レッズ。中央での連動したパス回しからのゴールが多いので、イメージ通りだろう。同割合が高いチームに、比較的上位チームが多いことも読み取れる。
エリア間の割合の差が最も小さいチームは、昨季のJ1王者の鹿島アントラーズ。J2王者の北海道コンサードーレ札幌も同様の傾向となっている。J1平均と比較すると、前者はややサイド寄り、後者はやや中央寄りのアシストエリアとなっているが、両王者にはどのエリアからでもゴールを奪えるという強みがあったといえる。
過去5年の開幕戦の成績を見ると、最も良い成績は浦和の4勝0分1敗。負けが無いサガン鳥栖も好成績を残している。一方、唯一の未勝利チームはガンバ大阪である。
得点者に注目が集まりがちだが、ゴールのきっかけとなるアシストにクローズアップしてJリーグを見るのも面白いかもしれない。
(文章/データ提供:データスタジアム株式会社)