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2016/2/25 15:11

注目アタッカーのシュートパターン【明治安田J1開幕戦】

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今回のコラムでは、2016明治安田生命J1リーグの注目の開幕カードとそのアタッカー陣のシュートパターンの傾向を探ってみた。

2015シーズンのJ1リーグでシュート数が34本以上(チームの試合数×1本以上)の選手を対象として、シュートの詳細項目毎に90分換算値の本数を用いた偏差値でグラフを作成。グラフの中央の縦のラインが偏差値50で、グラフが長いほどその項目のシュートが多いことを表している。

■ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ
昨シーズンの最多シュート数119本を記録したG大阪の宇佐美 貴史は、枠内シュート数とペナルティエリア(PA)外からのシュート数もリーグ最多だ。その宇佐美が開幕戦で対戦するのが鹿島。鹿島は昨シーズン被シュートが最も少なかったチームで、2ndステージは2位と好調だった。個性豊かなアタッカーを抱えるG大阪が、鹿島の守備陣を崩せるか注目したい。

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■サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレ
J1通算得点の更新が期待される佐藤 寿人と大久保 嘉人の直接対決となる広島vs川崎F。佐藤はシュート数こそ少ないものの、[クロスから]と[ワンタッチ]に特徴があることが読み取れる。大久保は宇佐美と似たグラフとなっているが、チームがパスをつなぐスタイルなので、[クロスから]と[スルーパスから]に違いが見られる。

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■昇格チームの注目アタッカー
2015明治安田生命J2リーグ得点王のジェイ(ジュビロ磐田)、2位のムルジャ(大宮アルディージャ)がJ1でどのような活躍を見せるのかも注目ポイントだ。ジェイは190cmの長身を生かした[ヘディング][セットプレーから][クロスから]のシュートが多く、ムルジャは[スルーパスから]のシュートが多い傾向となっている。

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※データはすべて2015シーズンのデータ