昨日、浦和レッズが開幕以来16戦負けなしという偉業とともに明治安田生命J1リーグ1stステージの優勝を決めた。浦和レッズのファン・サポーターを含むすべての関係者の皆様、本当におめでとうございます。今後、J1リーグではチャンピオンシップへの出場権を賭けて「2ndステージのタイトル争い」と「年間勝ち点3位までの争い」が繰り広げられる。浦和レッズを含む最大5クラブに与えられるチャンピオンシップへの切符をめぐる戦いだ。
今回の新大会方式は2013年に大激論の上決定された。現状でもファン・サポーターのみなさんの間では賛否の意見が交錯している。今Jリーグに求められることは、新たな大会方式に対してしっかり準備して臨むことと、謙虚にその結果を検証し情報を公開していくことだろう。そんな思いから、昨日浦和レッズの優勝決定のタイミングで下記のプレスリリースを配信させて頂きました。参考までにここに再掲致します。
<プレスリリース全文>
(タイトル)
明治安田生命2015J1リーグ1stステージ 浦和レッズ優勝における村井 満チェアマンコメント
(本文)
浦和レッズのファン・サポーターの皆さま、浦和レッズ選手をはじめとした関係者の皆さま、2015明治安田生命J1リーグ1stステージの優勝おめでとうございます。 開幕から16試合負けなしとJリーグ記録を更新し、見事1stステージを制覇し、Jリーグチャンピオンシップ出場の最初の切符を獲得されました。
リーグ戦と並行して出場したAFCチャンピオンズリーグ2015においてアジアの強豪を相手にタフな戦いを強いられながらも、1stステージではチーム一丸となって戦い抜き、第1節から首位の座を一度も明け渡すことなく圧倒的な勝負強さを発揮して優勝を決めたのは見事でした。本日この歓喜の瞬間を共に味わおうと、ここノエビアスタジアム神戸に詰めかけた多くのファン・サポーターのみなさんの応援も力になったことでしょう。その強さをさらに証明すべく、2ndステージおよびチャンピオンシップに挑んでいかれることと思います。
2ndステージでの優勝とチャンピオンシップへの出場、そして年間優勝を賭けて、後半戦も興奮を巻き起こす白熱した試合の数々が繰り広げられることを期待しています。
浦和レッズの明治安田J11stステージ優勝で幕を開けた新しい大会方式ですが、今後Jリーグがより魅力あるものに進化し続けていくためにも、毎年しっかりとJリーグそのものの総括を重ねていく所存です。
たとえば、試合ごとの入場者数やその属性の推移、国民のJリーグに対する関心度、メディアでの露出量などの定量的なデータの分析を実施してまいります。さらに、ファン・サポーターをはじめとした幅広いお客様の声を広くお伺いするとともに、J1クラブを中心とした強化担当者や競技、技術運営関係者とのディスカッション等を通じた、Jリーグの競技面の質的向上の観点においても評価および検証を重ねてまいります。
また、プロスポーツとして欠かすことのできない事業収益の観点での検証や海外リーグにおける様々な大会方式の事例研究も進めますが、こういった総括を可能な限り開示していきたいとも考えております。
改めまして、本日は浦和レッズの2015明治安田生命J1リーグ1stステージの優勝、誠におめでとうございます。