今日の試合速報

2015/12/17(木)11:37

【試合後コメント:準決勝】皆川(広島)「いい内容であっても、負けは負け。勝てた試合を落としてしまった」

自分が決められなかったことを悔んだ皆川。
自分が決められなかったことを悔んだ皆川。

16日にFIFA クラブワールドカップ ジャパン2015の準決勝が行われ、広島がリバープレートに0-1で破れました。試合後の選手コメントです。


■茶島雄介(広島)
「このレベルでも、ある程度はできることもわかった。あとは球際の激しさ。また、一人でボールを奪い取る力とか、ドリブルで一人かわしてシュート決めるとか、自分で打開していくところが足りないところですね」

――抜け出すところはよかったが。
「行けると思って行きました。でも、最後にゴールを決める、最後にパスを通すところの精度が足りなかった。それができれば、もっといい選手になれると思います」

――この2試合の手応えは?
「やれなかったこと、うまくいかなった部分もあるけど、うまくいったところもあった。この相手でもやれるんだと思えた大会でした。まだ、試合はありますけど…」

――アフリカ王者との戦いより、今日の戦いの方がはるかによかったが。
「今日はボールを持つ時間が少なかったので何とも言えません。でもボールを持った時、いい形になればシュートを撃ったり、抜け出すことができました。あとはそこからの精度です」

――リーベル相手に決定機をつくれたことは、自信になったのでは。
「自分たちの戦いをすれば、いける。みんな、そう思っていた。しっかり相手に押し込まれても、粘り強く戦ってカウンターを狙う。特に前半はよくできていた。だからこそ、あそこで決めることができればよかったんですけど」

――みんなが「勝てたのでは」とか「悔しい」とか、そういう思いを持てたことも収穫かもしれないですね。
「それは間違いないと思います。こういう相手に勝てるようになれば1番です。まだもう1試合ありますし、それが終わってもまだ続きます。今日感じたことを、これから意識してやろうと思います。次はどっちが来ても強い相手です。また出るチャンスがあれば、しっかり自分のプレーができるようにやりたいですね」


■皆川佑介(広島)
「90分間通して、それほどたくさん、チャンスはないとわかっていました。ああいう場面がきて自分が決められなかったことが、敗因だとわかっています。責任を感じています。
最初の場面、DFの裏でボールをもらおうとしていて、GKの位置の確認ができていなかった。シュートがGKにあたってしまった。コースを変えるだけでもよかった。いい内容であっても、負けは負け。勝てた試合を落としてしまった。残念です。ただ、この大会はまだ残っています。しっかりとコンディションを整えていきたい。本当に悔しいし、この悔しさを晴らしたい。スタジアムの雰囲気は、いいわけにはならない。自分が撃ったシュートが入らなかった。それだけです。アオさんからのパスをマイナスに止めてしまったこと。いいトラップ、いい持ち出しができれば、1点だった。
相手のCBは、前には強いという情報は入っていた。できたこと、できなかったことはあった。競ったボールが自分たちの方にいくようにさせないと。DFラインとGKとのスペースは狙い通り。本当に自分で泥くさくいくところだったり、決めきるところが物足りなかった」


■林卓人(広島)
――負けた悔しさとやれた感じですか。
「負けた悔しさはあります。自分たちはどんな相手だろうと、勝つことでしか満足できないようになっていますから。そりゃあ、悔しいです。まして自分のミスでゲームを落としたと思うと、非常に悔しいです」

――キャッチできる自信があったのですか。
「それより、ボールを捉えるポイントですね。もう1つ高いところで捉えられたら、全然自分のボールでした。一歩待ったことで、相手とフィフティ・フィフティのボールになってしまいました。あそこは反省しないといけないです」

――キャッチにいったと言っていいんですか。
「キャッチに行きながら、最後の部分でパンチに変えることはできる。キャッチに行った、パンチに行ったと言うよりも、捉えるポイントの方が重要かなと思います」

――前半から押し込まれる状況を予想していたと思う。みんな我慢できて、あの失点のところまではペースを握っていたが。
「決定機はウチの方が多かったと思う。押し込まれてはいましたが、相手の決定機がどれだけあったのか考えると、多分、そんなになかった。いいゲームができていたのに、ああいうところでしっかり処理しなかったから、チームに迷惑をかけてしまいました」

――チャンピオンシップからの連戦の疲れは。
「自分としては全く感じていませんでした。パスを出して動くことも繰り返しできていましたし。
ただ奪った後、切り替えてもう1度守備に戻る速さとかでは、疲れを感じました。相手はそこが速いだけでなく、守備の巧さも感じました。あそこで2つ、3つと外せばチャンスになる。でも、そこをなかなかやらせてもらえなかった」

――リーベルと試合をして、負けた悔しさを十分に味わえるということは、収穫と言えば収穫ですか。
「最高の雰囲気で試合ができたので、やっていて楽しかった。どんな試合でも、自分たちはクオリティを上げたいと思ってやっています。どんな相手だろうが関係なく、自分たちの中に課題として常に向き合っていることです。もし、今のチームにもっとクオリティが伴えば勝てたはず。そこはこだわっていきたい。これをいい教訓にして、いい材料にして、クオリティを上げていく作業に取り組んでいこうと思います」

――来年はさらに難しいACLがありますが、そこで頂点をとって、もう1度ここに戻ってきたいですか。
「もちろん、そうです。でも、どのチームも出たいと思ってやっている。簡単ではありませんが、そこを目指して、勝ち取れるように,トレーニングからしっかりやっていこうと思います」

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