今日の試合速報

2015/12/11(金)11:32

【試合後コメント:開幕戦】塩谷(広島)「速いボールを入れたら、何か起こるかなと」

2点目を奪った塩谷は「実はシュートではなかった」と告白も、久しぶりのゴールを喜んだ
2点目を奪った塩谷は「実はシュートではなかった」と告白も、久しぶりのゴールを喜んだ

10日にFIFAクラブワールドカップの開幕戦が行われ、広島がオークランド・シティに2-0で勝利を収めました。試合後の選手コメントです。

■塩谷 司(広島)
「とりあえず勝ててよかったです。メンバーをある程度代えての試合でしたが、前の選手はいいプレーをしていた。(野津田)ガクは怪我をしてしまいましたが、それまで得点につながるいいプレーをしていた。普段、チャンスをなかなか得られず試合に出られない選手が、ここで試合に出て結果を出した。よかったです」

――2点目のゴールについて。
「シュートではないんです。クロスなんです(笑)。ミナ(皆川)があそこに走っていたんだけど、全然見えていなくて……」

――ミスキックということですか?
「まあ、あのコースを狙ったのは狙ったんです。速いボールをあそこに入れたら、何か起こるかなって思って。足にあたったり、味方の誰かが撃ったり、そういうイメージでした。それが結果、ゴールに入って、ラッキーでした(笑)」

――だから微妙な喜び方だったんですね。
「そうですね。あれれ、入っちゃったよ、みたいな(苦笑)。ただゴールは常に狙っていましたからね。リーグ戦ではなかなかゴールから遠ざかっていた。久々にゴールが取れてよかったです」

――しっかりと守り切ったという試合でしたね。
「相手はリスクを冒して攻めてくることもなかったし、ボールを運んでも入ってくる選手がいなかったので、怖さをあまり感じませんでした。次の試合で、自分たちの実力が試されると思います」

■皆川 佑介(広島)
「どういう大会であれ、自分にとっては後がない。限られた時間であっても結果を残したいと思った。FWとして最低限の仕事はできたと思います。先制点は期待に応えられたと思うけれど、その後の何本かはチャンスがあったのに、決めきるというところができず、不甲斐なかった。前日練習で主力組に入った時、ドフリーのシュートを外してしまった。まわりから『堅い』と言われてしまったけど、それがあったから今日、決められた。GKのこぼれを狙っていたし、(野津田)岳人がシュートを狙うのはわかっていた。今までやってきた練習は無駄ではなかったと思う。もっと球際のバトルなども含め、相手を上回りたかったけど、一発勝負の試合で決められたことは自信になる。試合があることは幸せだし、経験を積むために出ているとは思っていない。広島の一員として出させてもらっている以上、しっかりとやらないといけない」

■柏 好文(広島)
――自由自在にプレーしていましたね。
「まあまあじゃないですか。相手が相手だったので。ただ世界大会において一つ勝てたことは大きい。難しい雰囲気でしたし、その中でしっかり結果を残すことができました。次に繋がると思います」

――2点目もしっかり取れました。
「失点0で終えることができたこと、したたかに2点目を奪えたこと。それは今年の強みです」

――次のアフリカ代表に勝てば、南米王者のリバープレートと対戦できます。
「レベルはより上がるし、今日の相手とは違うサッカーや感覚を出してくると思う。ポテンシャル、身体能力は相当高いと思うので、予測・判断の部分を上げてやりたいです」

――チャンピオンシップでは途中出場でしたが、今日はスタメンとしても良いプレーを見せましたね。
「どういう形で出ても、結果を残せること、仕事ができることは自分の強みだと思っています。右サイドでも左サイドでも高水準でサッカーができるというのも自分の強み。その強みを生かして、どんな相手でも自分のよさを出していきたい」

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