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  • 2015明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ特集
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2015/11/30(月)20:00

G大阪練習レポート(11月30日)【決勝】

非公開での練習を終えて、囲み取材に対応する長谷川健太監督。(写真:高村 美砂)
非公開での練習を終えて、囲み取材に対応する長谷川健太監督。(写真:高村 美砂)

120分の激闘を繰り広げた明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ 準決勝から2日。チャンピオンシップ決勝第1戦の広島戦に向けて本日は非公開練習で調整を行ったガンバ大阪。

連戦の疲労は当然あるはずだが、ケガ等による離脱者は岩下 敬輔のみ。今季、J1クラブの中で最も多い公式戦を戦ってきたことを考えれば、この終盤戦を戦うにあたり、これだけのコンディションを保てている事実はクラブ、チームとしても大きな成果、財産だと言えるだろう。事実、長谷川 健太監督は、その手応えを口にする。
「選手が夏場の連戦や厳しいACLの戦いを通して多くの経験を積んでいるように、スタッフもまた、過去の経験を踏まえ、選手のコンディション維持、向上のところは吉道フィジカルコーチを中心に、しっかりとコントロールしてくれている。それも、この終盤にきてもけが人や疲弊している選手が少ない理由の1つだと思う。ここから先は今シーズンの集大成となる戦い。選手はもちろん、我々スタッフも今季、積み上げた経験を力に、目の前の試合にぶつけていきたいと思う」

J1最終節のモンテディオ山形戦で腰を痛めたこともあり、浦和レッズ戦を途中出場となったMF倉田 秋もリバウンドや痛みが出た様子はなく、コンディションは万全。すなわち、浦和戦以上によりチーム状況はよりよい状態で迎えられるという見方もできる。先にも書いたように、当然、連戦の疲労はあるが、キャプテンMF遠藤 保仁は「ここまできて、また決勝という舞台を前に疲労を口にする選手はいない」と語る。また、これは結果論だが、浦和戦が120分の戦いになった中でエースFW宇佐美 貴史が72分で交代になった事実についても、「決勝の第一戦を非常にフレッシュな状態で臨めるという意味ではプラス」と長谷川監督。そのことも踏まえ、FW宇佐美が広島戦への決意を語る。
「前回の広島戦では0-2で負けはしたものの、力の差は感じなかったし、圧倒された感じもなかった。ただ、自分たちのサッカーが出来ずに負けたという印象があるので、今回は自分たちのサッカーをしっかりと発揮することを考えたい。そのために僕自身も、もっとチームが攻撃的に試合を進められるような、チームを前に動かすプレーを意識したいと思う。点を獲るイメージ、点を作り出すイメージはこれまで通り、しっかりと描けている。広島戦もそれをしっかり頭の中に備えて戦いたい」

そのイメージ通りのプレーが生まれるのか。あるいはイメージを越えるプレーが生まれるのか。いずれにしてもガンバサポーターはエースのゴールを待っている。

[文:高村 美砂]

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