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AFC CHAMPIONS LEAGUE (ACL) 2016

2016/02/16(火)18:30

村井チェアマン「Jリーグの力を世界に示すチャンス」【出場クラブミーティングレポート】

ミーティングに参加した大仁会長、淵田社長、大金社長、野呂社長、織田社長、村井チェアマン(左から)。
ミーティングに参加した大仁会長、淵田社長、大金社長、野呂社長、織田社長、村井チェアマン(左から)。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場クラブミーティングが16日に行われ、日本サッカー協会(JFA)の大仁 邦彌会長、『ACL2016サポートプロジェクト』のリーダーを務めるJリーグ村井 満チェアマンらが出席。出場4クラブ(サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京)の代表者と大会に向けての意見交換を行いました。

大仁会長は「J各クラブの最大の目標はFIFAクラブワールドカップで優勝することだと思っています。そのためにはまずアジアのチャンピオンになることが前提。今年はアジアのチャンピオンとして日本での大会の出場権を目指して欲しい」と激励。また潤沢な資金をもとに近年、力を伸ばしつつある中国勢の台頭にも触れ「今年の結果によっては日本の出場枠が減る可能性もある。出場するクラブにはそのあたりも考えていただき、危機感を持って臨んでもらいたい」と要望しました。

村井チェアマンは「4クラブが全てラウンド16に進出し、日本対決で東アジアのチャンピオンを決め、西エリアのチャンピオンと決勝を争う。そういう戦いを構想しています」とコメント。大仁会長と同じく中国クラブの動向にも言及し、「脅威である半面、世界の注目がアジアに集まっている。Jリーグの力を世界に示すチャンスだと思っています」と、前向きな見解を示しました。

また日程面に関しては「決勝に出ることを前提に今年のリーグ戦のスケジュールを考えました。リーグ戦を終えてからACLのファイナルに臨めるような日程となっています。そういう意味ではJリーグ全てのクラブとともに臨む大会」と、リーグ全体の取り組みであることを強調しました。

出場4クラブの代表者コメントは以下の通り。

■浦和レッズ/淵田 敬三 代表取締役社長
ACLはここ4年で3回目、2年連続での出場になりますが、なかなか結果を出せていません。今年、チームは近年にない長期間の合宿を行い、今、必死に追い込んでいるところです。ACLに限らず、今年はすべての面において昨年を上回ること、とにかく上を目指すことを目標に取り組んでおります。特にピッチ上で規律を厳しくやっていくこと、プレスを強め相手陣内で戦っていくというトレーニングを積んでいます。ACLに限らず、リーグ戦もカップ戦も、昨年の轍を踏まないようにやっていきたい。

クラブは今年、改めてアジアのリーディングクラブを目指していくことを確認しました。そこに向かってチームもクラブも頑張ってやっていかなくてはいけない。(ACLは)初戦が一番大事ですので、24日のシドニー戦に向けて万全を期したいと思います。

■FC東京/大金 直樹 代表取締役社長
まずはこのようなサポートプロジェクトを開催いただき本当にありがとうございます。Jリーグの日程も含めて、皆さんのご協力があってこそのACLだと実感しております。FC東京は2012年に初めて出て以来、4年ぶりの出場になります。今回はガンバ大阪さんが天皇杯に優勝されて、私たちにブレイクのチャンスが舞い降りたということでございまして。おかげさまでプレーオフを無事に勝って出場ということになりました。

前回の大会で感じたのは、良さをぶつけ合うのがACLだということ。なかなか相手チームのスカウティングができないなかでの戦いになりますので、しっかりとFC東京の良さを出しながら、このACLを戦っていきたい。前回はラウンド16までしか行けませんでしたので、それを越えられるように準備をしていきたいと思っています。

■ガンバ大阪/野呂 輝久 代表取締役社長
ガンバはいつも出だしが悪いんですけど。何故かと言いますと私が野呂(ノロ)なので、スタートダッシュができないものでして(笑)。去年は2敗して引き分けたあと、3連勝してなんとか首の皮一枚でラウンド16に進めましたが、今年は(スタートダッシュができるように)早く立ち上げました。14日には新スタジアムのこけら落しで名古屋グランパスさんとやらせていただきましたし、20日にはFUJI XEROX SUPER CUPもあります。この2戦を経て24日のACL初戦に臨みます。

リーグ戦もカップ戦もあって、日程が非常にタイト。特にラウンド16を過ぎると非常に苦しくなります。そこで今年は層を厚くするためにセカンドチームも発足しました。そういう意味では万全の態勢で臨めますから、是非今年はファイナルまで行って、中東に行きたい。去年は中途半端に終わりましたから(笑)。今年はファイナルに行って、吹田スタジアムでカップを掲げる。そのように調子に乗って宣言してしまいましたので、こうなったらアジアチャンピオンになって、CWCに行って、そこでファイナルまで行く。そういう野心を持っています。

■サンフレッチェ広島/織田 秀和 代表取締役社長
2年ぶりにAFCチャンピオンズリーグに参戦できることを非常に光栄に思っています。と同時に我々は広島のクラブでありますから、アジアでの戦いを通して、サッカーを通じて、アジアに平和の想いを届けたい。そういう使命を強く感じています。JFA、Jリーグの皆様には多大な支援をいただき深く感謝しております。アジアの強豪との戦いは容易ではありませんが、サンフレッチェらしく、1試合1試合を粘り強く戦い、しぶとく勝点を積み上げて、アジアの頂点の座を目指して挑戦していきたいと思います。

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