今日の試合速報

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2015/10/21(水)23:56

宇佐美 貴史(G大阪)「あと1点取れていればと思うと悔しさが募る」【試合後選手コメント:準決勝 第2戦】

途中出場の宇佐美は惜しいシュートを放つ場面もあったが決めきれず
途中出場の宇佐美は惜しいシュートを放つ場面もあったが決めきれず

■遠藤 保仁(MF)
「チャンスは確かにありましたが、少なかったので。残念な結果ですが、トータルスコアで負けてしまったというのは事実。もう少し力をつけていきたいと思います。相手の守備に引っかかる場面もあったし、サイドは結構、攻略していたとは思うんですが、中の枚数も少なかった。少ないなら少ないなりに得点できればいいけど、できれば枚数を増やしたいし、全体的に中からも外からも崩せる力をつけていきたいと感じました」

――崩せなかったのは相手の守備が堅かったという印象ですか?
「ペナルティエリア付近には十分ボールを運べていましたし、要は最後のところの精度や、選手同士の距離感だったり、っていうところの工夫はもう少し必要かなと感じました。点が入る時は入るので、一概に決定力不足で片付けられるものではないと思うんですが、ただ精度はもっと上げていきたいと思います」

――終盤はどんなことを考えながらプレーしていましたか?
「時間が経つにつれて多少なりとも自分たちに焦りが出てくるのも予想していたし、それは相手も一緒なので。0-0で進めば、相手にも1点獲られたらという意味での焦りが出てくると思っていましたしね。だからこそ、雑にならないようにというのは考えてやっていました。押し込める時間もあったし、パワープレーも試みましたが、できればパワープレーは最後の最後の手段なので。もちろん1点が欲しい時にパワープレーにかけるというのも1つの手段だとは思いますが、もともとパワープレーのチームでもないですから。相手が引いた中でもゴール前でワンツーとか、そういうのが有効になってくるはずなので、そういった相手に読まれない攻撃を、特に引いた相手にはしなければいけないと感じました」

――1点が遠かったのは相手が中央を締めていたからでしょうか?
「もちろん、中央はどのチームも締めてくるし、締められたら外を攻略すればいいので。攻略しかけるところまではいったけど、仕留められなかったのは自分たちの力のなさだと思う。そこから逃げずにチャレンジしながら力をつけていければ、Jリーグのみならず、ACLでも結果を残せるチームになっていくんじゃないかと思います」

――2戦合計の戦いですが、今思えばアウェイ戦が悔やまれるのか、それとも今日の試合が悔やまれるのか。
「どちらもですね。アウェイでも先制しながら逆転されたし、守り切る力が少し足りなかった。今日のような試合でも得点を奪って勝ち切れなかった。全体的に見て、もう1つ上のレベルにしていきたいと思います」


■宇佐美 貴史(FW)
「負けた気がしないというのが正直なところです。(広州恒大は)アウェイとは違う強さだった。でもあと1点取れていればと思うと、悔しさの募る試合でした」

――ベンチスタートを告げられたのはいつですか?
「前日の練習で言われました。理由も聞きましたが、ここで話す必要はないので。どちらにしても、決断するのは監督ですから。僕はああいう時間帯で出て、点を決めていればよかったというだけのことなので。ただ、相手も守備を固めてきていた中でシュートも打ちましたが、決め切る力がなかった。ああいうシーンで決めていれば、と思います。しっかりと切り替えて次につなげるしかない。今年一番獲りたかった、大事に考えていたタイトルが終わってしまった。でもブレずに、折れずに、手応えを感じた部分を力にしながら、残りの試合ですべての可能性を追いかけていきたい」

――中国人選手に強さは感じましたか?
「身体を見ても分かるように、日本人に比べるとフィジカル的に優れた選手が多かったです」


■今野 泰幸(MF)
「そこまで差は感じなかったけど、今思えばアウェイの試合を1-1で終わっておけば、っていうことですね。今日は相手も守備に人数を割いてきていた。最後、跳ね返す力も相当強かったと思う。僕たちの力不足というか、得点を取る力が足りなかったと思います」

――思ったより相手が引いてきましたね。
「確かにアウェイほど出てこなかった。もっと来ると思ったんですが。そのなかでヤット(遠藤)さんも落ち着いてしっかり回そう、隙を突こう、と言っていたし、その共通理解で試合を進めていました。左サイドの藤春のところはスカウティングどおり、相手の中盤が食いついてくるので、チャンスを作れると思っていたんですが。失点ゼロで進められたんで、あとは相手に脅威を与えるようなポゼッションができればよかったんですが、そこが足りなかった」

――相手との差をどういったところに感じましたか?
「相手選手はコントロールが少し大きくなった時でも個人で取り切る力があった。寄せも速かったですしね。今はガクっときてしまっているけど、落ち込んだあとはしっかり気持ちを切り替えたい。せっかくいい経験を積めたので、これを無駄にしないようにしたいです」

■丹羽 大輝(DF)
「負けた気はしないですね。でも受け入れないといけないし、勝ちたかったけど、残念です。(相手FWは)全然こなかった。こっちがいったらすぐ倒れるし、まったく闘ってくれなかった。もっと来てほしかった。その辺の個の対応では絶対負けないようにと思っていたし、それはできたと思っています。相手は引き気味に来て、カウンターとセットプレーに徹していたと思う。危ない場面も自分たちのミスからシュートを打たれたくらいでしたしね。それ以外で崩されたシーンはほとんどなかったと思う」

――アジアで戦った手応えは?
「予選からずっとウチらしい戦いができたし、負けはしましたけどアジアでもやれることは証明できたと思います」

――国内での戦いにもつながりそうですか?
「すぐにJリーグもありますし、ナビスコカップもある。気持ちを切り替えてやるしかない。Jリーグ、ナビスコ、天皇杯に切り替えてやりたい」

――もう少し早めに、終盤のような攻勢に出たかったという思いはありましたか?
「いや、攻め方、ゲームの進め方は特に問題はなかったと思う。プラン通りだったと思うけど、一発入れば相手も前がかりになってきて変わったんだろうなとは思います。僕は最後まで後ろの守備を安定させようと思ってプレーしていました」


■東口 順昭(GK)
「最初からなかなか厳しい戦いが続いて準決勝まできた。もちろん決勝にいきたかったのですが、広州もいいチームでなかなか崩せなかった。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれましたが、勝ってこの賞をいただきたかったというのが素直な気持ちです」