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オフサイドって?サッカーのルールを分かりやすく解説!
新ルールの変更点も

サッカーのルールは17条しかありません。そのなかで最も解釈が難しいとされるのが「オフサイド」です。

  1. ・オフサイドルールって何?
    1. -【図解】オフサイドポジションを分かりやすく解説
    2. - オフサイドが適用される場合
    3. - オフサイドが適用されない場合
  2. ・まとめ

オフサイドルールって何?

オフサイドは攻撃側チームの競技者が得点をするために守備側チームのフィールド内で待ち伏せすることを防ぐために定められたルールで、オフサイドポジションにいる味方にパスを出す、あるいはオフサイドポジションにいる味方プレーヤーが相手を邪魔したり、ボールに関与すると反則となり、相手チームに間接フリーキックが与えられることになります。

【図解】オフサイドポジションを分かりやすく解説

オフサイドポジションとは、以下の3つをすべて満たした位置を指します。
①守備側チームのフィールド内
②ボールより守備側チームのゴールラインに近い位置
③後方から2人目の守備側競技者よりゴールラインに近い位置
つまり、攻撃時に相手陣内で、パスを出されたタイミングで、自身の前に相手が1人しかいない場合にボールを受けてしまうと、オフサイドの反則を取られることになるのです。
ただし、オフサイドポジションにいること自体は反則ではなく、ゴールキック、コーナーキック、スローインでボールを受ける際もオフサイドの反則は取られません。

ポイントとなるのは、味方がパスを出すタイミングです。蹴った瞬間にオフサイドポジションにいた場合は反則となるものの、蹴った瞬間にオンサイド(自身の前に相手が2人以上いる位置)にいれば、受けたタイミングで相手が前に2人以上いなくても、オフサイドとはなりません。

オフサイドが適用される場合

図解:オフサイド
図1

図1はオフサイドの典型的な例となります。ボールを出した時点で受ける側がオフサイドライン(後方から2人目の守備側競技者のいる位置)よりも前にいるためです。

また、パスを受けたタイミングで相手が前に2人以上いても、味方がパスを出した瞬間にオフサイドポジションにいた場合は、オフサイドの反則を取られることになります。俗に“戻りオフサイド”と呼ばれるもので、オフサイドポジションからオンサイドに戻ってボールを受けたとしても、“待ち伏せ行為”と判断されます。つまり、蹴られた瞬間の位置がすべての判断材料となるのです。

そのほか、Jリーグの試合などでもよく見られるのが、味方のシュートのこぼれ球を押し込んだプレーでのオフサイドです。これはシュートを打った時点でオフサイドポジションにいたためで、相手GKがシュートをはじいたボールでも、それをシュートするとプレーに関与したと判断され、オフサイドの反則が適用されます。ゴールポストやクロスバーに当たって跳ね返ったボールに関与しても同様にオフサイドとなります。

オフサイドが適用されない場合

図解:オフサイド
図2

図2はオフサイドとはなりません。1人のFWはオフサイドラインよりも前にいるもののプレーには関与しておらず、パスを受けた選手はオフサイドラインの手前にいるためです。

パスを出す側や受ける側がオフサイドラインより前にいたとしても、受ける側がパスを出した瞬間にボールの先端位置よりも後ろにいれば、そのパスが前方向に出されたとしてもオフサイドとはなりません。

まとめ

オフサイドは得点に大きくかかわるもので、その判断が勝敗を左右することもあります。それだけにルール改正には、慎重な議論が進められていくことになるのではないでしょうか。

参照:https://www.jfa.jp/rule/