シャレン!Jリーグ社会連携
ガイナーレ鳥取
継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン
あの時あきらめなくてよかった。2022年クラブで作った芝生をみんなで運んで小学校を芝生化、その上で選手たちがこどもたちと本気で遊ぶ。2003年から続く地域のガキ大将づくり「復活!公園遊び」と2017年に始めた芝生で地域課題解決を目指す「しばふる」という2つのシャレンがつながることができました。
共通する言葉は「こどもたちの笑顔」。校庭の芝生化を進めたい行政、校庭で思い切り体を動かしてほしい先生方、クラブを応援してくださる企業。みなさんの想いとつながりで新たなシャレンの輪が生まれました。
- 活動場所
- 米子市はじめ鳥取県全域
- 協働者
- 行政、企業、学校、NPO
- 協働者名
- 米子市、本田技研株式会社(HONDA)、三光株式会社、ミライズ永伸商事株式会社、株式会社チュウブ、有限会社岡田商店、株式会社まるごう、鳥取県トライアスロン協会、NPO法人やまつみスポーツクラブ、 鳥取県スポーツ課、鳥取市スポーツ課、米子市こども家庭課、 境港市教育委員会、社団法人鳥取福祉会、境港市、鳥取市各小学校
協働者の声
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米子市市長/伊木 隆司 氏
未来を担う子供たちが健康でたくましく育つよう、米子市ではガイナーレ鳥取と協力し、「校庭の芝生化」を進めています。芝生で遊ぶ子供たちのはじける笑顔を見ると、私も一緒に遊びたくなります。ガイナーレ鳥取は、地域の活性化に取り組む大切なパートナーであり、手を携え活動していきます。
活動詳細情報
1. 米子市HP
3. Jリーグニュース
4. Jリーグニュース
ストーリー
「この校庭の芝生、ガイナーレがやったの?」
「そうだよ」「これ全部?」
「うん」「すげー」
そう言いながら目の前に広がる芝生の感触を確かめる選手たち。公園遊びが始まる前の会話です。
2022年「しばふる」でつくった芝生をクラブスタッフをはじめトップチーム、アカデミーの選手やスタッフ、ボランティア、保護者、先生方がバトンをつなぎ地元の小学校に5000㎡の芝生の校庭が完成しました。そして、できあがった芝生の校庭でトップチームの選手たちがこどもたちと「復活!公園遊び」をする、こうして2つのシャレンがつながりました。
シャレンがつながった
校庭芝生化の進め方を模索していた米子市や学校関係者の方々。クラブでつくった芝生で校庭を芝生化できないかと考えていたガイナーレ鳥取。そんな中で米子市が開設した公民連携対話窓口「いっしょにやらいや」に応募したのがきっかけでした。
結果、以下3つが採択されることになりました。
①ガイナーレ鳥取が米子市内で生産した芝生で校庭を芝生化すること
②維持管理をガイナーレ鳥取のノウハウを活かしておこなうこと
③ガイナーレが行う「復活!公園遊び」などを通して子どもたちと芝生広場の活用をすること
「芝生にしてよかった」「ふかふかできもちいい」
児童、保護者、先生方にアンケートを実施したところ「子どもたちの擦り傷が随分減りました!」「ロボットの導入で管理の心配がないから安心で」など多数の方が満足しているという結果になりました。
継続は笑顔なり
かつて活動を継続できないクラブ状況になった時、これだけは続けようとスタッフ総出で取り組んだことや、畑での膨大な作業にくじけそうな時もありましたが、いま振り返るとそれらを続けられたのも、つながりを生んだのもその先に地域の「たくさんの笑顔」があるからでした。これからも「継続は笑顔なり」を信じてガイナーレ魂で歩みを進めていきたいです。そしていつか親子のこんな声が聞こえてくる日がくるのを信じています。
「やっぱりそとであそぶのがたのしいね」
「むかしガイナーレの選手とここの芝生を敷いて鬼ごっこしたんだよ。ほら、このメンコの選手と」