シャレン!Jリーグ社会連携
SC相模原
「地域の先生」プロジェクト(さがみはらESD推進協議会)
「仕事ってこんな楽しさ、魅力があるんだ!」
様々な職業に就いているオトナたち、会計士や介護福祉士、飲食業、塗装業、さらには、マジシャンやバルーンアーティストやお笑い芸人まで、青年経済人たちが自らの仕事の魅力を子どもたちへ伝え、子どもたちの可能性と生きる力を育む授業をします。いろいろな業界・職種の人たちが並ぶ「カタログ」から、学校の先生が生徒にぴったりの「地域の先生」を選んで職業講和を実施し、持続可能な社会の創り手を育む。生徒も、大人も受講してみたい「ESD教育」の取り組みが、2022年相模原で始まりました。
- 活動場所
- 相模原市内の中学校や小学校 初年度の2022年は市内8中学校で実施
- 協働者
- 行政、企業、住民、学校、協議会、民間団体、公益社団法人
- 協働者名
- さがみはらESD推進協議会、相模原市、相模原市教育委員会、公益社団法人相模原青年会議所
協働者の声
-
-
さがみはらESD推進協議会理事長/渋谷 渉 氏(株式会社アヤノ塗装代表取締役
現代社会では核家族化やコミュニティの喪失により子供たちの育つ環境が様変わりし、地域教育が希薄化しています。そんな中、地域の大人たちが自らの仕事の魅力や楽しさ、困難をどう乗り越えてきたのか等を子どもたちへ伝え、子どもたちの可能性と生きる力を育んでいけるよう継続的にこの取り組みを行って参ります。
活動詳細情報
ストーリー
■さがみはらESD推進協議会が立ち上がる
相模原市は、家庭、学校、行政に加えて地域住民等が目標や課題を共有しながらオール相模原で地域教育力の向上を図り、いろいろ変わっていく環境のなかでも、課題解決能力を育むことを目指しています。
未知の知識や体験に興味関心を持って、社会課題や可能性ある未来に挑戦する勇気と生きる力を子どもたちがみにつけ、将来の可能性や夢を描くことができるようになってほしい。目標にチャレンジし続ける意識を持った子どもたちがこの地域の一員として地域の活性化に加わってほしい。そんな願いを込め、立ち上がりました。
■思わぬ課題解決も
進路指導の担当は、新人ではないもののベテランでもない30代前半の先生が担っていることが多いようです。
職業講和依頼者の選定にあたり、「声をかける知り合いがおらず苦労した」とか、「同じような職種に偏っていた」といった、課題があったようです。
ベテラン教師であれば、教え子やPTAや地区協議会の知り合いに声掛けできますが、まだそこまで広くなく…と。
ESD協議会メンバーリストがあることで、普段つながりようのない業種の方にも来ていただけて、生徒と一緒に話を聞いている教員もワクワクしながら話を聞いています!という声をいただいています。
■SC相模原が加わる理由
これまでもSC相模原の選手たちが「 “仕事”としてのサッカー」をテーマに子どもたちに授業を実施していました。
でもある年、選手たちが居ないオフシーズンに職業講和の依頼が来ます。
「グッズ担当とかスポンサー営業とか、フロント業務の者でもいいですか?」とフロントスタッフが出向いて授業を行いました。
「サッカーの仕事って選手・監督やマネージャー、審判以外にも、こんな仕事をしている人たちがいるんだ」「グッズ作る仕事って面白そう!」との反応。
“ボールを蹴らない・触らないサッカークラブのお仕事”の話は、「この街にJリーグクラブがある」からこそ、カジュアルにできるものですよね。