シャレン!Jリーグ社会連携
水戸ホーリーホック
新しいフツウを子どもたちからプロジェクト 〜大豆ミートバーガー編〜
小学生2人をリーダーにした地球の環境を守るためのプロジェクトです。Jリーグ全58クラブに環境保全活動に関するアンケート調査を行った茨城県内在住の小学校6年生をプロジェクトリーダーに置き、その小学生が地球環境保全のため、地域の方々と水戸ホーリーホックと協働して大豆ミートバーガーを10月23日(日)のJ2リーグ最終戦ホームゲームにて販売し、地域の方々に対し環境保全への意識付けを働きかけたプロジェクトです。
- 活動場所
- 水戸市、城里町、守谷市、ケーズデンキスタジアム
- 協働者
- 企業、学生、ファン・サポーター、スタジアム、選手
- 協働者名
- 株式会社トゥインクルデリバリーサービス、守谷市内小学生
協働者の声
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守谷市内在住小学6年生/田島 修太 氏
登山とサッカーが好きで、ゴミが散乱している山を見た時「これは自分が取り組まなければ!」と思い、プロサッカークラブが環境問題に対してどのような取組をしているのかと考えたのが始まりでした。まだ多くの人に環境と関わる日常について伝えられていないので、これからも水戸ホーリーホックさんと色々な活動をしていきたいです。
活動詳細情報
1.公式サイト
ストーリー
物語のスタートは、修太くんがJリーグ全58クラブに送った「環境問題に関してどのような取組を行なっているか」のアンケートメールから。そのメールを受けた水戸ホーリーホックがそれ以降、修太くんとやりとりを始めました。沼田会長への環境保全活動に関するインタビューを皮切りに、その後、修太くんをサポートしようと同級生の髙本由梨子さんも活動に参加。その2人から環境保全のための大豆ミートバーガー販売の提案を受けたクラブが、西村ゼネラルマネージャーへの大豆ミートバーガー販売のプレゼンテーションの場を設け、そこで、プロサッカー選手向けの講義(メイクバリュープロジェクト)へ修太くんと由梨子さんの登壇が決まりました。
講義テーマは地球環境保全。講義に向けて何度もホーリーホックスタッフとミーティングを行い、何度も何度も資料の作り直しもしました。ホーリーホックの農場で大豆の種まきも行いました。迎えた講義当日、講義を受けた村田航一選手は「感銘を受けた」と修太くん、由梨子さんの活動のサポートをすることに。その後は大豆ミートバーガーの製造・販売サポートをいただける地域の店舗を探し、レシピ作成、試作等を重ね、ついにご協力いただける飲食店も見つかり、リーグ最終戦での販売に向けて、オンライン試食会も村田選手や山口瑠伊選手と一緒に実施。修太くんと由梨子さんは、販売時に配布するためのアンケートチラシも制作。チラシには大豆ミートを使用した時と、牛肉を使用した時に出る温室効果ガス排出量の比較など、環境についての細かな情報が記載されていました。このアンケートと大豆ミートバーガーをもとにスタジアムで地球環境保全への意識付けを働きかけていきます。スタジアムでの販売を目前に控え、今後も地球環境保全に関する取組を継続的に行なっていくことを視野に、この活動が「新しいフツウを子どもたちからプロジェクト」と命名されました。そして販売当日200個の大豆ミートバーガーは完売。用意した800枚のチラシも子どもたちだけで配り終えました。
以上の活動から地域の小学生、飲食店、プロサッカークラブの3者間による社会課題への解決に向けた取組を行い、バーガーを購入してくださったファン・サポーターの皆様のご協力のもと、話題性のある取組となりました。
今後に関しては修太くん、由梨子さんからの新たなアイディアをもとに、社会と連携して地球環境を守る活動の物語は継続されていきます。
備考:スポーツナビ主催のスポーツPRアワードでは、日本トップリーグ連携機構会長であり、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏から推薦をいただき、新しいフツウを子どもたちからプロジェクトが優秀賞を受賞しました。