シャレン!Jリーグ社会連携
FC今治
市内小学生への環境教育冊子の寄贈
FC今治は、ソーシャルインパクトパートナーのデロイトトーマツグループと環境教育冊子「わたし、地球」を共同作成し、今治市教育委員会へ約1400冊を贈呈いたしました。この環境教育冊子は、今治市教育委員会を通して、今治市内の公立小学校に在学する小学4年生全員に配布されました。FC今治の「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを、大切にする社会創りに貢献する」という企業理念のもと行っている環境教育事業と、デロイトトーマツグループの「WorldClass」とで、互いにシナジーを生めないか、と考えて実施したものです。
- 活動場所
- 今治市教育委員会、今治市内公立小学校
- 協働者
- 行政、企業、学校
- 協働者名
- デロイトトーマツグループ、今治市教育委員会、今治市内公立小学校
協働者の声
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デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 CMO/宮下 剛 氏
『わたし、地球』は、地球が誕生してからの46億年の歩み、たくさんの生き物が命のバトンをつないで生命が循環していく様子、SDGsをイラストとともに描いています。小学生が楽しみながらSDGsに取り組む必要性を感じ、主体的行動に繋がるきっかけのひとつになればと思います。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式サイト②
3.公式サイト③
ストーリー
環境冊子「わたし、地球」とは?
環境教育冊子「わたし、地球」は、弊社が今治市より指定管理委託を受けている「しまなみアースランド(今治西部丘陵公園)」にて今治市内の小学5年生向けに実施している環境教育プログラムをもとに製作したものです。
一度の経験だけでなく、繰りかえし環境を考える機会となるような継続性のある教育となることを目的として制作しました。
環境教育プログラムのメッセージを、地球自身が語るという構成の絵本となっています。
地球のこれまでのこと、これからのこと、そしてこの地球に暮らす生き物たちのこと…。優しいイラスと共に、大切なメッセージが語られています。大人が読んでもハッとすることがある内容になっています。
環境教育プログラムとは?
環境教育プログラムについては、「北の国から」で有名な脚本家の倉本聰さんが考案し、倉本さんが主宰している富良野自然塾で行われているプログラムをアースランドでも実施しています。
研修を受けて資格を取得したインストラクターが自然の大切さや地球の構造、生き物の誕生の歴史といったものを、地球の46億年の歴史を460メートルの道に置き換えて案内するプログラムです。
環境問題というと堅苦しくてとっつきにくいイメージがありますが、脚本家である倉本さんらしく、ドラマチックに作られていて、頭で理解するというよりも心で理解するものという内容になっています。
環境教育プログラムは、今治市の教育委員会と連携して、市内のすべての小学5年生が参加しているだけではなく、企業研修で導入されていたり、一般の方の受け入れも行ったりしているので、年間1600人程度の参加者がいます。
今後の展望
環境教育プログラムが単発の楽しい遠足で終わってしまい、我々の想いの定着には至っていないという課題を、環境教育冊子「わたし、地球」を作成することにより解決し、継続性のある教育をすることが、少しずつできてきました。
今後は、小学4年生以外の学年にも冊子を配布し、例えば毎年夏休みに環境のことを意識してもらうというような形に発展できたらと思っています。