シャレン!Jリーグ社会連携
アビスパ福岡
ブラインドサッカーを通した共生社会の創出
アビスパ福岡では2004年度より、ブラインドサッカーチーム「ラッキーストライカーズ福岡」の活動を支援しており、チーム強化や普及活動に取り組んでいます。
また福岡市から委託を受け、2014年より小学4年生の総合学習の授業で「ブラインドサッカー教室」を実施しており、「工夫・チャレンジ・協力」をテーマに授業を実施。ユニバーサルデザインの理念に基づいた、誰もが思いやりを持ち、全ての人に優しい街「ユニバーサル都市・福岡」実現の為、ブラインドサッカー教室を通して視覚障がいについて体験し、学んで頂く事が目的です。2023シーズンはパートナー企業と連携し、より多くの関係人口を創出し、共生社会への理解・サポートを推進します。
- 活動場所
- 福岡市内、福岡県内
- 協働者
- 行政、企業、学校、ファン・サポーター、民間団体
- 協働者名
- ラッキーストライカーズ福岡、福岡市、ぺナスタ博多、 パートナー企業(複数社)
協働者の声
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ラッキーストライカーズ福岡選手/児島 大介 氏
小学校での体験授業では、点字ブロックや音声信号など視覚障害など福祉への理解が年々高まっていると感じます。 また、選手の話にも真剣に耳を傾けてくれて、時に深い質問も飛び出すので、こちらも毎回新鮮な気持ちで参加させてもらっています。今後も、競技や福祉へ関心を持ってもらう為、普及活動を継続していきたいです。
活動詳細情報
1.公式サイト
3.西日本スポーツ
ストーリー
コロナ禍によりコミュニケーションの希薄化がさらに加速したと言われておりますが、ブラインドサッカーはまさにコミュニケーションが重要なスポーツです。「見えない」状態で、お互いのコミュニケーション、仲間への信頼など常日頃から私たちのまわりで大切とされていることがとても重要になります。それは福岡市が目指しているユニバーサル都市の実現にも寄与するもので、2014年より小学4年生の総合学習の授業で「ブラインドサッカー教室」を実施しており、コミュニケーションを通じ「工夫・チャレンジ・協力」をテーマに合計4,000名を超える子どもたちへ授業をしております。
また、小学校の授業以外では、「コミュニケーションスキルレベルアップ体験会」と題し、ブラインドサッカーやデフサッカーの選手と一緒にコミュニケーションを取りながら様々なゲームにチャレンジしたり、少年院をブラインドサッカー選手、トップチーム選手及びスクールコーチで訪問し院生と一緒にブラインドサッカー体験会を実施しております。
視覚障がい者は見ることが苦手で、聴覚障がい者は聞くことが苦手です。身長が低い人は高い所にあるものをとるのが苦手ですが、身長が高い人は高い所には手が届きます。人には人によって苦手なことがあるのは当たり前で、その苦手なことをちょっと工夫・チャレンジ・協力していくことでできることが増えます。どんな工夫をして誰とどんな協力をすればよいかチャレンジすることが世の中の多くのことを解決していくことに繋がると私たちは考えており、ブラインドサッカー教室や体験会を通じたくさんの方々へお伝えできればと活動しております。
このような活動を知り、ファン・サポーターの方でラッキーストライカーズ福岡の練習や遠征等をお手伝いいただく方も増えております。
誰もが思いやりを持ち、すべての人にやさしいまち「ユニバーサル都市」の実現のため、引き続き活動してまいります。