シャレン!Jリーグ社会連携
セレッソ大阪
青少年育成への寄与
セレッソ大阪の青少年育成に寄与する代表的な活動として、読書推進プロジェクトとランドセルカバーの贈呈があります。大阪という大都市圏において、この数年来継続している活動です。スタート当初は、サッカーに直接関係する内容ではなかったこともあり、活動内容や範囲が限られていましたが、継続することで、賛同・支援いただける企業団体が増え、その思いは着実に浸透しつつあります。毎年発行する読書手帳は12万部、また配布するオリジナルランドセルカバーは2万枚を超えます。こうした規模感での取り組みには相応の負担もありますが、子どもたちの健やかな成長を願うクラブとして、今後も可能な限り続けていきたいと考えています。
- 活動場所
- 大阪市、堺市
- 協働者
- 行政、企業
- 協働者名
- 株式会社モリトク、大阪市立図書館、堺市教育委員会など
協働者の声
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株式会社モリトク/森 一弘 氏
現役時代の時から森島社長が好きで応援をしていた。自分にも小学生の子どもがいるが街を歩いていても急に飛び出したりするから危なっかしいと思っていました。子どもたちの交通安全を地域の企業として地域に貢献したい。
活動詳細情報
1. 公式サイト①
2. 読売新聞
3.公式サイト②
ストーリー
1. 読書推進プロジェクト
2019年、小中学生が受ける全国学力調査の大阪市の平均正答率が、一部の教科で全国20の政令指定都市の最下位になりました。また子どもの読書率の低下という社会課題を受け、セレッソ大阪では、小学生のうちに読書習慣をつけてもらうこと、そして子どもたちの学力向上に少しでも貢献したいと考え、2019年に大阪市立図書館と協働で、「読書推進プロジェクト~本を読んで、人生を豊かに~」をスタートしました。2021年からは堺市教育委員会とも参画し、活動の幅を広げています。
本を読むことの楽しさを感じてもらうため、ホームタウンである大阪市と堺市の小学生全員にオリジナル読書手帳を配布しました。
また読書チャレンジとして、読んだ本の冊数に応じた賞品の授与も行いました。その他、いくつかの地域図書館にセレッソ大阪所属選手の等身大パネルやスパイクなどを展示するセレッソ大阪巡回展示を行い、図書館に足を運んでいただくきっかけを作りました。
2. ランドセルカバーの贈呈
毎年4月から5月にかけて、小学1年生の児童が巻き込まれる交通事故が多発するそうです。このような痛ましい事故を少しでも減らしたいと考え、セレッソ大阪では2019年から大阪府警察本部交通総務課の協力と株式会社モリトクの協賛のもと、大阪市内の小学校の新一年生にランドセルカバーを贈呈しています。
2022年は、約23,500名の新一年生にランドセルカバーを贈呈しました。このランドセルカバーは暗い夜道でも安全性が増すように反射テープがあしらわれており、運転手の目に留まりやすいという特徴があります。ランドセルカバーを使用することで、事故の軽減はもちろん、学校やご家庭、地域での交通安全意識の向上につながると期待しています。
セレッソ大阪では、これらの活動を通じて地域の子どもたちが健やかに成長できる環境を作っていきたいと考えています。そして、この活動を機に、子どもたちがセレッソ大阪に興味を持ち、サポーターになってくれることを願っています。今後も地域の皆様と連携しながら、子どもたちの笑顔のために、子どもたちに寄り添った様々な取り組みを行っていきます。