明治安田生命J1リーグは17日に2ndステージ 第12節の全9試合が行われ、川崎Fが大宮に2-3で敗れて首位陥落。FC東京を3-1で下した浦和が代わって首位に躍り出た。
今日勝てばJリーグチャンピオンシップへの出場が無条件で決まる川崎Fだったが、36分に大久保 嘉人が一発退場の判定を受けて10人となると、前半終了間際にPKを献上。このPKを家長 昭博に決められ先制を許してしまう。それでも63分、中村 憲剛のゴールで同点とすると、81分に小林 悠が決めて逆転に成功する。しかしその3分後、家長にこの日2点目となる同点ゴールを決められると、終了間際に江坂 任に勝ち越し点を叩き込まれて2-3。敗れた川崎Fは今節でのチャンピオンシップ出場はならず。順位も3位に落としている。
FC東京のホームに乗り込んだ浦和は、48分に先制を許したが、77分の李 忠成のゴールを皮切りに一挙3得点。3-1と逆転でFC東京を下して、首位に浮上した。名古屋と対戦したG大阪は、27分に大森 晃太郎のゴールで幸先良く先制する。一度は同点とされたが、65分にアデミウソンのゴールで勝ち越すと、後半アディショナルタイムに井手口 陽介が決めて勝負あり。3-1と名古屋を退けて、2位に浮上している。
横浜FMは新潟に3-1で快勝し、4位に浮上。上位対決となった神戸vs柏の一戦は1-1の痛み分けに。鳥栖と対戦した広島は、3点のリードを奪う展開も、後半中盤に鳥栖に2点を返され怒涛の追い上げを受けたものの、逃げ切って3-2で勝利した。
この結果、FC東京を下した浦和が勝点28とし、首位に浮上。同じく勝利を収めたG大阪が同26で2位に順位を上げた。大宮に敗れた川崎Fが同25のまま勝点を伸ばせず3位に転落。同23で横浜FM、神戸、柏が並んだが得失点差で横浜FMが4位に浮上し、神戸が5位、柏が6位に順位を下げている。
鹿島vs磐田の伝統の一戦は、昌子 源と鈴木 優磨が決め、さらにオウンゴールで加点した鹿島が3-0と快勝を収めた。甲府と仙台はともに追加点が奪えず1-1のドローに。残留争い直接対決となった湘南と福岡の一戦は、前半序盤の2点を守り切った福岡が2-0と完封勝利し、9試合ぶりの白星を手にしている。一方の湘南は10連敗となった。
■試合データ
横浜FMvs新潟
甲府vs仙台
大宮vs川崎F
鹿島vs磐田
FC東京vs浦和
湘南vs福岡
神戸vs柏
鳥栖vs広島
名古屋vsG大阪