明治安田生命J1リーグは10日に2ndステージ 第11節の全9試合が行われ、浦和が鳥栖に2-0で完封勝利。田中マルクス闘莉王が復帰した名古屋は新潟を1-0で下して19試合ぶりの勝利を収めている。
2位と3位の直接対決となった浦和vs鳥栖。試合が動いたのは41分、宇賀神 友弥の技ありミドルが決まり、浦和が先制する。さらにその3分後、武藤 雄樹が追加点を奪うと、その後の鳥栖の反撃を0点に抑えて2-0と完封勝利を収めた。
浦和と勝点で並びながらも得失点差で首位に立つ川崎Fはホームで福岡に3-1で勝利。29分の谷口 彰悟の先制点を皮切りに、中村 憲剛、大久保 嘉人と役者が揃って追加点を挙げている。甲府と対戦したG大阪は、5分に先制されてしまうが、直後に長沢 駿の2試合連続となるゴールで同点に追いつくと、80分に倉田 秋が勝ち越しゴールを決めて2-1と逆転勝利を収めた。
激しい点の取り合いとなったのは磐田vs神戸の一戦。神戸は29分にジェイに先制ゴールを許したが、前半終了直前にペドロ ジュニオールの4試合連続となるゴールで同点に追いつくと、後半に入って50分に再びペドロ ジュニオールが決めて逆転する。さらに57分に、レアンドロのゴールで点差を広げたが、ここから磐田の反撃を受けてしまう。66分に川辺 駿にゴールを許して1点差に詰め寄られると、終盤にジェイのゴールで同点に追いかれてしまう。このまま引き分けに終わるかと思われた後半アディショナルタイム、レアンドロが値千金の決勝弾を叩き込んで4-3。磐田との打ち合いを制して4連勝とした。
神戸と同じく連勝中の柏も、ディエゴ オリヴェイラとクリスティアーノのコンビが揃ってゴールを挙げて、2-0と鹿島を下して3連勝をマークしている。
この結果、川崎Fと浦和が勝点25、得失点差12で並ぶも総得点数で上回った川崎Fが首位をキープ。浦和が2位に続き、甲府に逆転勝利を収めたG大阪が同23とし3位に浮上。同22に伸ばした神戸が4位、柏が5位に順位を上げている。敗れた鳥栖は6位に転落した。
7位の横浜FMは83分の兵藤 慎剛のゴールを守り切って仙台に1-0で勝利。4試合ぶりの白星を飾った。8位の広島は大宮に0-1で敗戦。FC東京は中島 翔哉の先制点、河野 広貴のビューティフルゴールなど3得点を挙げて湘南に快勝し、10位に浮上した。一方の湘南は9連敗となった。
新潟のアウェイに乗り込んだ名古屋は、28分の川又 堅碁の虎の子の1点を守り切って1-0と完封勝利。19試合ぶりの勝利を収めた。なお、この試合が復帰戦となった田中 マルクス闘莉王は、守備の要としてフル出場を果たしている。
■試合データ
仙台vs横浜FM
磐田vs神戸
浦和vs鳥栖
柏vs鹿島
FC東京vs湘南
川崎Fvs福岡
新潟vs名古屋
G大阪vs甲府
広島vs大宮