FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015の開幕戦が10日に横浜国際総合競技場で行われ、開催国代表のサンフレッチェ広島がオセアニア王者のオークランド・シティFCに2-0と勝利を収めた。
開始9分に野津田 岳人のシュートのこぼれ球を、この日スタメンに抜擢された皆川 佑介が押し込んで先制。しかし、ここから広島にとっては厳しい展開となる。14分に先制点を演出した野津田が負傷によりピッチを去ると、53分にはその野津田に代わって出場した柴﨑 晃誠も負傷交代。さらに65分には左サイドの清水 航平も足を痛めて交代を余儀なくされてしまったのだ。
思わぬアクシデントに加え、雨によるスリッピーなピッチにも苦しみ、防戦一方の展開となるなか、70分、前線に駆け上がった塩谷 司が角度のない所からシュートを放ち追加点を奪取。その後は落ち着いて試合を運び、そのまま2-0で逃げ切った。
Jリーグ王者のプライドを示し準々決勝進出を決めた広島は、13日に大阪長居スタジアムでアフリカ王者のTPマゼンベと対戦する。