明治安田生命J1 1stステージ第9節は、2日に9試合が行われた。首位・浦和と2位・G大阪の首位攻防戦は、終始押し気味に試合を進めたホームチームが、84分に宇賀神 友弥のクロスをズラタンが合わせて決勝点。5万人を超える大観衆が集まったホームスタジアムで昨季の雪辱を果たした。
FC東京と川崎Fの「多摩川クラシコ」でもホームチームが力強さを見せつけた。先制を許しながら、64分に相手の退場により数的優位を手にすると、71分に太田 宏介の直接FKで同点に。終了間際の87分にはエースの武藤 嘉紀が豪快なヘッドを叩きこみ、鮮やかな逆転劇で2年ぶりに「多摩川クラシコ」を制した。この勝利でFC東京は2位に浮上。なお、この試合で先制点を決めた川崎Fの大久保 嘉人が、J1通算140ゴールを達成している。
4連勝を達成した広島では若手の活躍が光った。野津田 岳人と浅野 拓磨のU-22日本代表コンビが揃ってゴールを奪い、2-0で仙台に勝利した。名古屋は永井 謙佑の2試合連続ゴールなどで湘南に3-0と快勝。 山形は52分に生まれた西河翔吾のゴールを守り抜き、横浜FMから白星を挙げた。6連敗中の甲府は、アウェイで鹿島を1-0で破り今季2勝目。柏と清水の一戦はスコアレスドローに終わっている。
ナイトゲームの2試合は、アウェイに乗り込んだ新潟が山本 康裕の決勝ゴールで松本に2-1と勝利。鳥栖vs神戸は豊田 陽平、小川 慶治朗の両エースが1点ずつを奪い合い、1-1の痛み分けとなった。