徳島vs町田のマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2020年11月25日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第36節 2020年11月25日(水)19:03KO 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
試合終了
30前半0
3後半0
13SH5
5CK1
13FK8
0
徳島ペースを後押しした退場劇。数的優位の後半、勝負を決める
フレッシュな戦力として浜下 瑛や島屋 八徳が先発起用され、[4-2-3-1]でスタートした徳島。町田は[4-4-2]で臨む。
立ち上がりから徳島がボールを保持。攻撃時は両SBが高い位置を取り、垣田 裕暉を1トップに両サイドハーフとトップ下の3枚で2シャドーのポジショニングと1枚のフリー選手を作りながら数的優位を各所で作りつつ組み立てる。[4-4-2]でブロックを組む町田に対し、詰将棋のように一手一手と駆け引きしながら攻め込む。すると、6分に決定機。岩尾 憲の縦パスから、田向 泰輝が左サイドを攻略。クロスを供給して決定機を演出するも、垣田が思うようなミートをできずに得点機会を逃す。
その後も徳島ペースは変わらず進むものの、遅攻からスイッチが入る場面を数多く作り出すまでは至らない。ただ、焦れずに攻め続ける。すると、前半終了間際に町田にアクシデント。すでに一度警告を受けていた吉尾 海夏が2枚目の警告で退場処分を受けた。
11対10。後半は、徳島が数的優位でキックオフ。
徳島は切り札の渡井 理己を投入して勝負を懸ける。町田はステファンを下げ、カウンターからフィニッシュまで持ち込めるジョン チュングンに託す。また、守備は[4-3-2]の布陣を組んだ。ただ、猛攻の徳島がFKから岸本 武流の今季初得点で先制。ランコ ポポヴィッチ監督は後半立ち上がりの悪さを修正すべく酒井 隆介を下げてノリエガ エリックを投入。だが、流れは変わらない。58分にCKのこぼれ球から西谷 和希が左足でミドルシュートを突き刺して早々に試合を決め、終盤には途中出場の河田 篤秀のダメ押し弾で徳島が快勝を収めた。
[ 文:柏原 敏 ]