神戸vs名古屋のマッチレポート・動画（明治安田生命Ｊ１リーグ：2021年3月13日）
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明治安田生命Ｊ１リーグ 第4節 2021年3月13日（土）18:03KO ノエビアスタジアム神戸
試合終了
00前半1
0後半0
7SH6
2CK3
7FK12
1
- 19'稲垣 祥
名古屋が３試合連続の１－０勝利。連勝を『４』に伸ばす
神戸と名古屋はそれぞれ５名ずつ先発を変更。神戸は佐々木 大樹、増山 朝陽らが今季リーグ戦初先発を飾り、名古屋は齋藤 学、長澤 和輝、木本 恭生が加入後初の先発となった。
両者とも守備の局面では［４－４－２］の布陣で、高い位置からの積極的なプレッシングを行い、フラットな守備ブロックを形成する。攻撃になると神戸が郷家 友太、名古屋はガブリエル シャビエルが下がりめのFWとなり、ボールをつなぐ。
先にポゼッションで優勢に立ったのは神戸。名古屋の２トップの脇のスペースで、ボランチの安井 拓也や左サイドハーフの佐々木がポイントを作るが、名古屋の中盤の寄せは速い。ボールを回収した名古屋は右サイドのマテウスが果敢なドリブルを発動させるなど、縦に素早い姿勢を見せた。
13分に稲垣 祥が鋭いショートカウンターを繰り出した名古屋は、徐々にポゼッションでも優位に立つ。ボールを動かしながら神戸を自陣に押し込むと、神戸のパスを奪った稲垣がゴール中央で豪快に右足を振り抜く。強烈なミドルシュートで先制点をもたらした。
神戸はドウグラスがフィジカルを武器にキープとドリブルで前線に拠点を築き、スピードを生かして増山が絡んでゴールに迫る。ただ２戦連続でウノゼロを遂げている名古屋は鉄壁だ。神戸のビルドアップにリズムを作らせず、綺麗な守備のラインを崩さなかった。
ビハインドの三浦 淳寛監督はハーフタイムに動く。佐々木に代えて井上 潮音、安井に代えてセルジ サンペールを投入。ポジショニングに柔軟性が生まれ、徐々にリズムを立て直していく。53分には中央にポジションを取った井上が強烈なミドルシュートで会場を沸かすなど、攻守の躍動感を高めた。だが、名古屋がリズムを失ったわけではなく、前からプレスに行くとき、ブロックを組むときの統一感を維持。中盤で数的優位を作ろうとする神戸に焦れずに対応した。
後半も中盤に差しかかると、名古屋は柿谷 曜一朗、相馬 勇紀を入れる。前線からの守備精度を維持する名古屋に対し、神戸は初瀬 亮、古橋 亨梧を投入し、一方的にボールを持って攻め立てる。防戦が続くマッシモ フィッカデンティ監督は中盤にボールハンターの米本 拓司、前線に前田 直輝を入れてテコ入れすると、直後に前田がビッグチャンスを迎えたが、GK前川 黛也が好セーブ。その１分後に神戸はゴール正面でFKを獲得し、初瀬が左足で狙ったがゴール右へ。最終盤に名古屋は中谷 進之介を入れて５バックにシステム変更し、神戸の攻撃を封じ込んだ。
神戸は今季初の敗戦。一方の名古屋は３試合連続での１－０勝利となり、無傷の４連勝を飾った。
［ 文：小野 慶太 ］
