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清水vs浦和の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2017年8月27日)

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前進を続ける清水。新体制の浦和相手に成長を示せるか



明治安田J1第12節の前回対戦では、興梠 慎三の2ゴールで浦和がリードを広げる中、64分に鄭 大世の強烈なミドルシュートで反撃の狼煙を上げると、直後にも鄭 大世がゴール前のこぼれ球に反応して同点に追い付く。さらに71分には、チアゴ アウベスがミドルシュートを決めて、わずか7分間で逆転に成功。しかし、清水のリードはわずか3分間のみだった。興梠にハットトリックとなる3点目を奪われ、打ち合いとなった試合はドローに終わった。

前節、清水は鹿島と対戦。その試合の前に柏に1-4と大敗を喫したことも影響して、守備に重点を置いた。しかし、小林 伸二監督が「(試合開始から)10分経って下げるようにしたが、そこからスイッチが入らなくなった」と言うように、守備を固めてから前に出る、その攻撃の部分が機能しなかった。17分にレアンドロに中央を破られて失点を喫すると、87分には金崎 夢生にダメ押しゴールを決められた。わずかシュート4本の清水攻撃陣はチャンスらしいチャンスを作れないまま惨敗。試合を終えて、古巣対決となった増田 誓志が「全てにおいて鹿島が一つ上だった」と認めるように、清水にとっては厳しい試合になった。

ただ、これも「これから先に進もうとすれば、メンバーを替えるとバランスが崩れるが、勇気を出して前に進んでいかなければいけない」(小林監督)との決意を持って、変化を選んだ表れ。新加入の清水 航平なども本格的に先発争いに乗り出し、さらには白崎 凌兵もケガから復帰している。ここから試合ごとにメンバーの顔触れが変わるかもしれないが、それは前に進もうとしている証拠だ。厳しい試合をとおしてチームの完成を目指す、今節をその助けにしたい。ただ、チームは2連敗中となっており、負けられない試合であることに変わりはない。

浦和は23日、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝で川崎Fと対戦している。33分に中村 憲剛の飛び出しに対応できず、中央で小林 悠に合わされ先制を許すと、後半に入ってエウシーニョにゴールを奪われてから、武藤 雄樹が1点を返したものの、小林にダメ押しの3点目を許して、堀 孝史体制では公式戦初黒星を喫した。

ただ、リーグではここ3試合2勝1分と確実に調子を上げてきている。特にFC東京を破った前節は、浦和の復活を印象付ける試合になった。雷雨の影響で57分、試合開始が遅延したものの、それも関係なし。17分に流れるようなパス回しから興梠が先制ゴールを決めると、橋本 拳人に同点ゴールを奪われるも、30分に興梠のゴールで突き放す。終盤はFC東京に押し込まれる展開が続いたが、クロスバー、ポストに助けられるなど、何とかしのいで連勝を飾った。浦和は8月、公式戦が7試合組まれており、今節が6試合目。清水と比べるとコンディションに差があることは間違いない。それでも、上位進出にはもうあとがなく、気の抜けない試合になる。

アイスタで清水と浦和が対戦するのはリーグ戦では2008年以来9年ぶり。ともに熱いサポーターが、この試合を盛り上げることは間違いない。

[ 文:田中 芳樹 ]





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