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清水vs鳥栖の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2017年5月14日)

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互いに未勝利、外弁慶と内弁慶の対決



清水の直近の公式戦はJリーグYBCルヴァンカップAグループ第5節、ホームで行われた“静岡ダービー”だった。リーグ戦組をベンチにそろえるなどこれまでにない万全の態勢を取った。34分で0-2の状況となったが、41分に金子 翔太のPKで1点を返すと、53分に北川 航也のゴールで同点に追い付く。しかし、反撃もここまでだった。そこから磐田に2点を奪われて敗れ、清水はルヴァンカップ4戦4敗で、2試合を残してグループステージ敗退が決定した。さらに今季のダービーは2連敗。そのショックを、今節で払拭したい。

G大阪と相対したリーグ前節は、勝てば首位に立つというモチベーションの高い相手に健闘した。リーグ戦初先発となったチアゴ アウベスが白崎 凌兵のクロスに合わせて先制ゴール。しかし、そこから8分後の57分に倉田 秋にゴールを決められてドローとなった。勝点3を手にすることはできなかったが、清水はこの試合で一つの手応えをつかんでいる。これまで鄭 大世が「失点したあとの戦い方が良くない」と試合後に苦言を呈することもあったが、その面は幾分解消されている。

明治安田J1第4節・鹿島戦で、2-0で迎えた74分に失点をしてから、続けざまにゴールを奪われ逆転負けを喫した試合が象徴するように、失点後にさらに失点を重ねるという症状が続いていた。それがG大阪戦で見られることはなく、失点後もチャンスを演出するなど、戦う姿勢が見られていた。今節も、たとえ失点するようなことがあったとしても、崩れずに戦うことが大事になる。

一方、鳥栖のリーグ前節は横浜FM戦。第9節終了時点で13位と、J2降格圏がちらつく順位の鳥栖が意地を見せた。11分、吉田 豊のクロスをニアで趙 東建がコースを変え、ファーから詰めたのは豊田 陽平。これはDFにコースに入られてゴールとはならなかったが、その後さらにエリア内に強引に進入した鎌田 大地が惜しいシュートを放つなど、最初から飛ばした鳥栖がペースを握る。すると13分、最終ラインでボールを受けた扇原 貴宏の緩慢なプレーを見逃さず、鎌田がボールを奪って先制ゴールを決めた。その後の横浜FMの猛攻をGK権田 修一のファインセーブなどでしのぎ、今季4試合目の完封勝利。順位も10位に浮上した。

ただ、心配な情報もある。この試合で負傷した豊田と谷口 博之の今節の出場が危ぶまれている。ここまで4得点を決めている豊田、守備の要の谷口と、攻守の柱が出場できないとなると、鳥栖にとっては大きな痛手となるだろう。ケガ人という点では、清水も松原 后が前節・G大阪戦で相手選手との接触で右足首を捻挫。今節の出場はケガの回復状況次第ということになりそうだ。

清水は今季、ホームにおける公式戦での成績が1分5敗。一方、鳥栖はアウェイでの成績が2分5敗。外弁慶のチームと、内弁慶のチームという対照的な争いに決着がつくのかというところが、今節の見どころになる。

[ 文:田中 芳樹 ]





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