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FC東京vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2015年6月27日)

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国内ラストマッチの武藤 自身のゴールと勝利を置き土産にできるか



ドイツ・ブンデスリーガのマインツへ移籍する武藤 嘉紀にとっては、青赤のユニフォームを身にまとってのラストマッチ。節目の一戦を前に「これで最後なので、思いきって、出しきっていきたい」と意気込みを語った。

10勝2分4敗で明治安田生命J1リーグ 1stステージで3位につけるFC東京。この上位躍進の原動力となったのが、他ならぬ武藤だった。ドリブルからの積極的な仕掛け、スペースへの飛び出し、前線からの果敢な守備、そして勝負どころでの決定力。堅守をベースに上位争いを繰り広げるチームの中心には常に彼がいた。今季開幕前に得点王奪取を目標に掲げ、ここまでJ1トップタイの10ゴール。今節の清水エスパルス戦でゴールを決め、1stステージ終了時点で単独トップに立つことを狙っている。

ステージ優勝を置き土産にはできなかったが、チームは前節でサガン鳥栖を2-1で撃破し、3連勝を収めるなど完全復調。今節で清水を破れば、2位サンフレッチェ広島の結果次第でクラブ史上最高となるステージ2位の可能性を残す。武藤自身も「1位になることはできないけど、勝って広島の結果を待ちたい。笑って(ドイツに)行けるようにしたい」と自身のゴールとともにチームへの貢献を誓った。

ただし、対戦相手の清水としては武藤の壮行試合に華を添えるわけにはいかない。第14節で川崎フロンターレに5-2と大勝し、続く第15節では浦和レッズと互角の戦いを披露するなど上昇の兆しを見せたものの、前節は中央を固めるヴァンフォーレ甲府に0-2で敗れて最下位に転落。J1残留は年間順位で決まるため、少しでも勝点を積み上げておきたい試合となる。

最近のゲームでは前線から積極的にプレスを仕掛けてサイドからの崩しを狙ってきたが、今節は左サイドで攻撃のアクセントになっていたミッチェル デュークが累積警告で出場停止。ここの穴埋めが一つのカギとなりそうだ。

自身の国内ラストマッチを控え、「最後なんだな……とちょっとずつ感じている」と清水戦に思いを馳せる武藤だが、感傷的になるだけでなく、相手のスタイルを「攻撃に人数をかけてくるイメージなので、そのぶん裏のスペースが空く。そこをどう崩すか」と冷静に分析して狙いを定める。

すでに前売券の売れ行きが4万枚を超えるなど、当日はクラブ史に残る大観衆が見込まれている。試合終了後には壮行セレモニーが予定され、スタジアムではFC東京での活躍をまとめた写真集なども発売されるという。

「期待に応えられるようにしたいし、晴れやかな姿を見せたい。いつもはチームが勝てば誰が決めてもいいと思っているが、(FC東京での)最終戦は自分でガンガンゴールを狙っていきたい。それでチームが勝って、みんな笑顔で終われれば」

アカデミー時代から慣れ親しんだ青赤のユニフォームとはこれで一区切り。強烈な決意を胸に世界へ旅立つ武藤が、FC東京のファン・サポーター、そして日本中のサッカーファンに置き土産を誓う。
[ 文:青山 知雄 ]





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