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浦和vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2015年6月7日)

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ステージ優勝が懸かる浦和に、残留争いから抜け出したい清水が牙を剥く



浦和レッズと清水エスパルスの置かれた状況は異なっている。浦和は2004シーズン以来となるステージ制覇に王手をかけ、清水は少しでも年間順位を高めるために勝点を積み重ねる戦いが続いている。

両チームはすでに今季対戦している。チーム強化を図るシーズンイン直後のキャンプで実施されたニューイヤーカップである。その時の勝敗は5-3で浦和が勝利した。試合は浦和が李 忠成の2ゴール、武藤 雄樹のゴールで3点をリードし、一時は清水FW大前 元紀が追撃のゴールを決めたものの、李が再び2得点して突き放した。その後、清水は村田 和哉、大前の得点で反撃するも届かず。結局、李の4ゴールなどで攻撃力が爆発した浦和に軍配が上がった。

昨季のJ1リーグ第23節で対戦した時の両者はミラーゲームを展開した。大榎 克己監督はミハイロ ペトロヴィッチ監督が標榜する3-4-2-1システムに合わせてマッチアップする対策を採った。しかし近年の浦和はミラーゲームでの勝率が高い。各エリアでの1対1の局面が生じやすい個人バトルで相手を制する所作が際立つためだ。試合は清水のホーム、エコパスタジアムで浦和が4-1と圧勝している。

過去の対戦での敗戦を生かして今回、大榎監督はどんな策を練るのか。ちなみに今季の清水は3-4-1-2、もしくは3-5-2を主戦システムにしているため、このままの布陣で対峙すると浦和の3-4-2-1に対して純然たるミラーゲームにはならない。浦和は相手が2トップ+トップ下の布陣で臨んできた場合、後方でのビルドアップがスムーズに機能せず苦戦する傾向がある。私見では、今回の清水はこれまで通りの戦い方で浦和と真っ向勝負を演じたほうが良いかもしれない。

かたや浦和は、これまで通りのサッカースタイルを貫くだろう。シーズン序盤はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)とJリーグを並行して戦うことで生じたターンオーバーに苦しみ、なかなか陣容を固められなかった。しかし不本意ながらもACLでグループリーグ敗退を喫してからは、新加入選手と既存選手がしっかりと融合して本来のコンビネーションサッカーがピッチ上に表出し始めた。

その間、すべての試合内容が良かったわけではないが、確実に勝点を積み上げ、14節を終えて10勝4分、Jリーグ新記録となる14戦無敗で首位を独走している。そして、もし浦和が今一戦で清水に勝利し、2位のガンバ大阪が敗戦すれば、2試合を残して早くもステージ優勝が決まる状況にある。

現在の浦和は攻守両面で高い機能性を保っている。前線のトライアングルは興梠 慎三、ズラタン、武藤 雄樹、李 忠成、梅崎 司、高木 俊幸と群雄割拠で、誰がユニットを組んでも秀逸な連係を施せる。また両翼の宇賀神 友弥、関根 貴大は1対1で抜群の強さを発揮してサイドを蹂躙し、ダブルボランチの柏木 陽介&阿部 勇樹は後方からのビルドアップに寄与するだけでなく、前線と巧みにコラボレートしてフィニッシュシーンにも関与する。そしてバックラインはリベロ・那須 大亮、ストッパー・槙野 智章&森脇 良太が万全の体制を築き上げ、ゴールマウスには絶対的守護神の西川 周作が鎮座する。

だが、清水にも浦和の強固な組織を打ち破る方策はある。2トップに入るであろうピーター・ウタカと大前は殺傷能力の高い攻撃力を兼ね備えている。特に大前は直近のニューイヤーカップで浦和相手に2得点しており、その機敏な動きと正確無比なセットプレーで浦和ゴールへ襲いかかるだろう。

また清水は前節の川崎フロンターレ戦で5-2と撃ち合いを制し、ようやく本来のチーム力を取り戻しつつある。J2降格圏の17位から上位へ浮上するためにも浦和戦は格好の反撃機会となる。

昨季の浦和vs清水の埼玉スタジアム2002での対戦(J1リーグ第4節、△1-1)は浦和の差別的横断幕掲出の問題で無観客試合が課せられ、両サポーター不在の中でゲームが開催された。今回は2年ぶりに両クラブのサポーターが埼玉スタジアム2002のスタンドに集う中でゲームが展開される。両チームともにフェアでハードな白熱したプレーを期待したい。
[ 文:島崎 英純 ]





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