川崎Fvs横浜FMの監督コメント(明治安田J1リーグ:2024年8月17日)
一覧へ明治安田J1リーグ 第27節 2024年8月17日(土)19:04KO Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
試合終了
10前半0
1後半3
19SH13
12CK5
9FK11
3
- 89'エリソン
-
58'アンデルソン ロペス
60'西村 拓真
79'畠中 槙之輔
川崎フロンターレ川崎F
[ 鬼木 達監督 ]
これだけ多くのサポーターが集まってくださった中で勝てなかったことを一番悔しく思っています。チャンスで決め切らないとこういうゲームになると思っていますが、やはり決め切る力、ちょっとしたところですけど、一瞬の判断、質を本気で上げていかないといけない。そこにはもう1回こだわっていきたいと思います。ただ、選手は多くのチャンスを作ってくれたと思います。それは自分がチームに求めていることでもありますし、あとはしっかりと決め切るところ。あとは連続失点ですね。ここは非常に問題だと思っています。ずっと言っていることですけど、抑えていれば全然違ったゲームになっていたと思いますので、そこはもう1回、自分も含めて取り組まなければいけないところだと思います。ただ、最後まで圧力を掛けて攻めていった選手たちの姿勢はサポーターの力があってのことだと思いますので、次にしっかりとつなげていきたいと思います。
--チョン ソンリョン選手がベンチ外だった理由は?それから早坂 勇希選手を抜擢した理由と、この経験を今後にどうつなげていってもらいたいと思っているかについて。ソンリョンはコンディション不良で今日、そういう形になりました。コンディション不良ですので、チームとしてマネジメントしなければいけないところだったと思います。
早坂に関しては、日頃からいつでもいける準備をしていましたし、ここ数試合もベンチに入りながら良い準備をしてくれていたと思います。結果的に3点取られてしまいましたし、なかなか難しい展開の中での出場でしたが、彼が持っているものは出してくれたと思います。今日の経験をしっかり生かして、またここからやっていってくれればと思います。突然の出場でしたが、落ち着いてプレーしてくれたという評価です。
--点を取れなかったのはサッカーをやっていればしょうがないところもあると思うが、監督がおっしゃったように連続失点をしてしまった。PKは仕方がないし、その後もスーパーゴールといえばスーパーゴールだが、CB2人も成長して固まってきていると思っていたところであっさり取られてしまったことをどう見ているか?クサビも含めて入ってきたところでつぶせるかどうかというところと、ちょっとしたところの寄せにこだわらないと、今日も前線に一発で決められる選手たちがいましたので、とにかくスキを見せたほうがやられるという話をしていました。大きなスキではないかもしれませんが、特に失点したあとにチームをしっかりと鼓舞したり、もっとコンパクトにしなければいけない状況だったと思いますが、そこで間延びしてしまった。これはCBだけの話ではないですが、若い彼らに経験として生かしていってほしいと思います。ここ数試合どんどん成長しているCB陣だと思いますので、今日は3失点と重くのしかかりましたが、それでも突き進んでいってほしいという思いです。スキをなくすことが一流になるには必要なことだと思いますので、自分も言い続けたいと思います。ネガティブには捉えていません。
横浜F・マリノス横浜FM
[ ジョン ハッチンソン監督 ]
ホームでの前節・神戸戦の敗戦は悔しく苦かったのですが、連敗せずに良い結果を残してくれました。最初の25分はボールを握っていました。しかし、前半最後の20分は相手も川崎Fなので、簡単にはやらせてもらえず、コントロールできませんでした。その理由はロストしたあとのトランジション。そこを相手に突かれました。ハーフタイムに修正し、後半は良いスタートを切って、最終的に良い結果を残してくれました。一人ひとりがポジション争いをしている中、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれてうれしく思います。一人ひとり、全員がハードワークを自分に見せてくれています。次の試合に向けて良い準備をしていきたいです。
--神戸戦から先発が数人入れ替わりました。特にGKを含めた守備陣を変更した狙いを教えてください。誰が出てもいい状態を見たかったのはあります。ポジションは約束されているわけではなく、自分でつかむものです。畠中(槙之輔)も永戸(勝也)も、神戸戦は練習試合でどれだけのパフォーマンスをするかを見るためにメンバー外にし、そこで十分準備ができていることが分かりました。特に上島(拓巳)は何か悪かったわけではありませんが、全員にチャンスがあります。彼らが腐らず、練習試合に出た結果、つかみ取ったポジションです。
永戸は復帰したばかりでひさびさの先発だったので、途中交代はプランどおりでした。畠中は準備ができていたので、最後までプレーしてくれました。彼らだけでなく、ほかの選手も日々の練習にしっかり取り組むことで、自分を迷わせることが大事ですし、自分はポジション争いを大事にしています。
--Jリーグデビューとなったジャン クルード選手を右SB起用した理由と評価をお願いします。正直に言うと、松原(健)は神戸戦で足を負傷しました。今日は回復して出られる状態だったので90分間出場してもらうつもりでした。でも、プランどおりにはいかないものです。控えの中にSBがいなかったのですが、ジャンは本来のポジションではないにしろ、まだ20歳ながら良いプレーをしてくれました。サポート役として、畠中やエドゥ(エドゥアルド)、ポープ(ウィリアム)は指示を出して最後の最後まで戦う意識を持たせてくれました。不慣れなポジションだったかもしれませんが、しっかりプレーしてデビュー戦を飾ってくれたと思います。