横浜FCvs藤枝のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2024年4月14日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第10節 2024年4月14日(日)14:03KO ニッパツ三ツ沢球技場
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10'ンドカ ボニフェイス
85'カプリーニ
ぶつかり合う両者のスタイル。横浜FCがホームで白星
J2屈指の守備力を誇る横浜FCと、攻撃的なサッカーを志向する藤枝。[3-4-2-1]の布陣をベースとしながらも、異なる特徴を持った両者が、初めて顔を合わせた。
ホーム2連戦の2戦目となる横浜FCは、開幕戦で負傷し、戦線を離れていた井上 潮音が先発に復帰。また、明治安田J2第2節・大分戦で痛めたガブリエウがベンチに入った。アウェイの藤枝は、開幕から全試合に出場していた梶川 諒太がコンディション不良に伴い、メンバー外に。替わりに右シャドーに浅倉 廉を据え、中盤と最終ラインも1名ずつ入れ替えた。
先にチャンスを作ったのは藤枝。2分、GK北村 海 チディからのロングフィードを矢村 健が収め、中に運んで右足を一蹴。惜しくも好セーブに阻まれたものの、インパクトを与えるファーストシュートを放つ。
前からの守備がハマらず、逆に相手のプレスの圧力に押される横浜FCだが10分、井上 潮音が倒されてゴール前やや右の位置でFKのチャンスを得ると、福森 晃斗のキックにンドカ ボニフェイスが合わせた。ンドカが待望の今季初得点をマーク。今季のチームを支えるディフェンスコンビが得点でも貢献してみせた。
1点を追う藤枝は、ハーフタイムにシャドーの1枚に榎本 啓吾を投入。50分には早速ペナルティーエリア内に押し込もうとするも、ディフェンス3枚に囲まれ、フィニッシュまで持ち込めず。横浜FCがやや後ろに下がってミドルブロックを組んだことで、ボールを持つ時間こそ増えたものの、相手の組織的な守備に阻まれる。
焦って追加点を奪いにいくのではなく、まずは1点を守る形で後半に入った横浜FCは、62分に中野 嘉大、三田 啓貴、カプリーニをピッチに送り、攻撃力をアップ。すると85分、カプリーニがファウルを受け、PKを獲得した。これを本人が冷静に決め切り、2-0。このまま試合は終了した。
横浜FCが終始質の高いディフェンスで藤枝の攻撃をはね返し、第5節・群馬戦以来となるホームでの勝利を挙げた。
[ 文:青木 ひかる ]