【公式】神戸vs札幌のマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2023年7月1日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

今日の試合速報

スーパーカップ2025
スーパーカップ2025

コメントをする

神戸vs札幌のマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2023年7月1日)

一覧へ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

世界的名手・イニエスタの神戸ラストマッチ。壮絶な試合はドロー決着


ノエビアスタジアム神戸を舞台に、1試合未消化ながら2位につける神戸と上位に食らいつきたい札幌が激突した明治安田J1第19節。この試合をもって退団するアンドレス イニエスタが先発出場した神戸は、武藤 嘉紀が1トップを務めた。札幌の前線には2戦連続で浅野 雄也、スパチョーク、駒井 善成が入った。

前に出ていくチームスタイル同士の一戦だけに、激しさがキックオフ直後からぶつかり合う。札幌は開いた両ワイドへの展開から、前線や宮澤 裕樹が連動して攻撃を仕掛ける。神戸もGK前川 黛也が積極的にビルドアップに関わりながら、長短のパスで相手陣内に入っていく。

札幌は8分に浅野が裏に抜け出すが、GK前川の素早い出足で制限される。神戸は12分、ペナルティーエリア手前でボールを奪ったジェアン パトリッキがドリブルから力強いシュートを放つ。そのジェアン パトリッキは17分にも最終ラインの背後に抜け出してシュートを放つが、札幌GK菅野 孝憲のファインセーブが光った。

最終ラインの背後を長いパスや斜めのパスで効果的に突く札幌。23分にはペナルティーエリア内でボールを受けた浅野が左足シュートも、ここはGK前川の好セーブに遭う。それでも良い形を作り出していくと26分。金子 拓郎のクロスをGK前川が好反応で一度はクリアするが、こぼれ球をスパチョークが冷静に叩き込み、札幌が先制した。

神戸は汰木 康也とのコンビネーションでアンドレス イニエスタが突破するなど反撃に出る。41分には汰木が武藤に預け、鋭いランでスルーパスを引き出す絶好機を演出。だが、その折り返しに詰めたジェアン パトリッキは惜しくも押し込めなかった。

後半に入ると、大迫 勇也を投入した神戸が立ち上がりから相手陣内に攻め込む。51分には武藤、ジェアン パトリッキが連続シュート。これをしのいだ札幌も浅野が切り返しから惜しいシュートを放つなど素早く攻めに出た。そして57分、盛大な拍手に送られながらアンドレス イニエスタが佐々木 大樹と交代でピッチを退く。

なおも激しく攻め合う両者。札幌は65分に浅野が決定機を迎えるも、GK前川がなんとかはじき出す。反対に神戸も大迫のキープ力を軸に、鋭い速攻を繰り出して札幌ゴールを強襲していく。68分には酒井 高徳のクロスにジェアン パトリッキが飛び込むが、札幌は田中 駿汰が巧みなヘディングで切り抜けた。

ジェアン パトリッキに代えて飯野 七聖を投入した神戸は74分、武藤のクロスを大迫が頭で合わせるが惜しくもゴール右に外れる。飯野や佐々木がサイドからクロスを送り、2トップになった大迫と武藤を中心にゴールを狙っていくホームチーム。スパチョークに代えてキム ゴンヒを投入してテコ入れするアウェイチーム。互いに集中した試合はなおも激しさを帯びていく。

そして85分のこと。右CKを奪った神戸は、初瀬 亮が送った正確なボールをマテウス トゥーレルが豪快に頭で叩き込む。神戸がついに同点とした。

4分のアディショナルタイムには札幌がクロスバー直撃のシュートを放つなど、両者ともにゴールに肉薄し続けたがこれ以上のゴールは生まれず。ハードワークがぶつかり合った壮絶な試合はドロー決着を迎えた。

[ 文:小野 慶太 ]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

観戦ガイド みんなで楽しいスタジアムを作ろう!

最新ニュース

一覧へ