東京Vvs山口のマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2022年6月18日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第22節 2022年6月18日(土)18:03KO 味の素スタジアム
試合終了
31前半0
2後半0
14SH3
4CK3
9FK19
0
1人少なくなった相手から。“城福ヴェルディ”、派手な船出に
雨が降る中で行われた試合は、東京Vが3点を奪って快勝し、城福 浩監督の初陣を派手に飾った。
ホームの東京Vは前節から先発を4人変更し、マテウス、谷口 栄斗、バスケス バイロン、佐藤 凌我が入る。一方の山口は3人を変更し、菊地 光将、桑原 海人、神垣 陸が入った。
両者とも試合の立ち上がりから出足よくプレスに行き、球際の激しい攻防が繰り広げられる。序盤は互いに持ち味を出しながら進み、ひとたびボールを奪えばピッチの幅を広く使いながらゴールに迫った。
少しずつ東京Vがペースをつかみ始めたと思われた22分、ヘナンがペナルティーエリア内で佐藤 凌我のシャツを引っ張って倒して退場処分になる。PKを得た東京Vは、佐藤 凌我が右足でゴール左下スミに落ち着いて蹴り込み先制した。
1人少なくなった山口は、山瀬 功治を下げて眞鍋 旭輝を入れ、中盤を削って[4-4-1]に変更。前から奪いにいく姿勢を変えずになんとか食い下がったが、東京Vにボールを握られて次第に劣勢になっていった。
後半は、完全に東京Vのペースで進む。らしさ全開でリズムよくパスをつないで何度もゴールに迫るが、シュートはクロスバーやポストに当たって追加点は奪えない。数的不利な山口は選手交代をしながら1点を返そうとするが、東京Vの出足の良いプレスをはがせずに前進することができない。
山口は体を張ってゴールを守っていたが、80分にとうとう決壊した。東京Vは右CKからのクロスをニアサイドで加藤 弘堅が頭で流し、ファーサイドに流れたボールに小池 純輝が反応してゴールに蹴り込む。そして82分、佐藤 凌我が勝負を決定づける3点目を奪い、試合はこのまま終了した。
[ 文:田辺 久豊 ]