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C大阪vs横浜FCのマッチレポート・動画(明治安田生命J1リーグ:2021年8月21日)

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あっという間の逆転劇。C大阪が12試合ぶりの勝利


明治安田J1第25節。ヨドコウ桜スタジアムでは、13位のC大阪が最下位の横浜FCを迎え撃つ、J1残留に向けて互いに負けられない一戦が行われた。1-0で勝利した天皇杯ラウンド16・鳥栖戦から中2日のC大阪は、先発を3人変更。坂元 達裕、松田 陸、丸橋 祐介が戻り、鳥栖戦で決勝点を決めた加藤 陸次樹はベンチからのスタート。システムは[3-4-2-1]で臨んだ。横浜FCは、前節の仙台戦から1人変更。前節、加入後初スタメンを飾ったフェリペ ヴィゼウが外れ、1トップには渡邉 千真が戻った。こちらもシステムは[3-4-2-1]。

ミラーゲームとなったこの試合。最初に決定機を迎えたのはC大阪。右サイドの裏を取った坂元のマイナスのクロスに奥埜 博亮が合わせたが、GKスベンド ブローダーセンがセーブ。横浜FCもすぐに反発力を見せると、6分、7分とペナルティーエリア内に入り、チャンスを作った。その後も互いにボール保持からゴールを目指すと、先制点は横浜FCに入る。右サイドからのクロスはDFにはね返されたが、セカンドボールを瀬古 樹がダイレクトで縦に入れると、パスを受けた渡邉がワントラップから振り向きざまにDFの股を抜くシュートを決めた。

ここから堅く守って2点目を狙う横浜FCは、30分にも右サイドの裏を取ったマギーニョがネットを揺らしたが、ここはオフサイドで無得点。すると34分、C大阪が同点に追いつく。丸橋のFKをチアゴが頭で合わせ、ゴールにねじ込んだ。さらにC大阪は37分にもセットプレーからチアゴがゴール。今度は藤田 直之のCKを再び頭で合わせ、勝ち越しに成功した。

2点目の直後、C大阪は西尾 隆矢に代えて豊川 雄太を投入。システムを[4-4-2]に変えた。前半終了間際にもC大阪にチャンス。スローインから右サイドの背後を取った坂元のパスから丸橋が強烈なミドルシュートを放ったが、GKがセーブ。3点目こそならなかったが、C大阪が試合をひっくり返して前半を終えた。

1点を追う後半、横浜FCは松浦 拓弥に代えてサウロ ミネイロを投入。反撃に出る。ただし、次の1点はC大阪に入った。GKキム ジンヒョンのパスを豊川が体を張って清武 弘嗣に落とすと、前を向いた清武がドリブルからスルーパス。斜めに走り込んだ坂元が巧みなトラップから落ち着いて逆サイドネットへ決めた。直後、横浜FCはフェリペ ヴィゼウと安永 玲央を同時投入。攻撃的な姿勢を強めるが、C大阪も豊川が背後を突いて決定機を作るなど、追加点を狙う。71分、キム ジンヒョンのキックから背後に抜けた豊川を高橋 秀人が倒し、一発レッドで退場に。ここで得た直接FKを原川 力が蹴るも、シュートはわずかに枠を外れた。

ここから、横浜FCは数的不利な状況ながらもブラジル国籍のFW2人の馬力を生かして点を奪いにいくと、87分にはCKからフェリペ ヴィゼウが決定機を得たが、ヘディングはGK正面に飛んだ。試合はこのままC大阪が3-1で勝利。リーグ戦12試合ぶりの勝利を見事な逆転で飾った。

[ 文:小田 尚史 ]
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