水戸vs横浜FCのマッチレポート・動画(明治安田生命J2リーグ:2019年6月22日)
一覧へ明治安田生命J2リーグ 第19節 2019年6月22日(土)18:03KO ケーズデンキスタジアム水戸
試合終了
11前半1
0後半0
19SH7
9CK2
9FK9
1
異なるドローの価値。水戸は終始攻め込みながらも……
前節までシステムを[4-3-3]で戦っていた横浜FCだが、今節は開始から[4-4-2]に変更。「水戸がプレスを掛けてくるので、裏返そうと思った」と下平 隆宏監督が言うように、シンプルにロングボールを蹴り込んで水戸陣内に押し込もうとした。
しかし、水戸には通用しなかった。ロングボールの競り合いで勝った水戸はセカンドボール争いでも優位に立ち、そこから両サイドを起点に攻め立てる展開が続いた。序盤から何度も決定機を作り出した。だが、前節同様、チャンスを決め切ることができず。逆に32分にCKから失点を喫してしまう。
それでも水戸は攻め手を緩めず、38分に茂木 駿佑が蹴った右CKを細川 淳矢が合わせて同点に追いつく。そして前半終了間際に横浜FCの松井 大輔が2枚目の警告を受けて退場処分となり、後半は水戸が数的優位の状態で試合を進めることとなった。
数的不利となった横浜FCは前線にイバを残し、それ以外の選手はリトリートしてゴール前を固めてきた。水戸は両サイドから厚みのある攻撃を繰り出してゴールに迫るも、横浜FCの粘り強い守備をこじ開けることができなかった。そのまま試合は終了。
勝点1を分け合う結果となったものの、終始攻め込みながら決勝点を決められなかった水戸にとっては勝点2を失った印象が強く、数的不利で守り切った横浜FCにとっては大きな価値のある勝点1となった。
[ 文:佐藤 拓也 ]