今日の試合速報

フォトニュース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
[ [ 2007 ゆく年くる年:愛媛FC ] ] | J's GOAL | フォトニュース

[ [ 2007 ゆく年くる年:愛媛FC ] ] | J's GOAL | フォトニュース [ [ 2007 ゆく年くる年:愛媛FC ] ] | J's GOAL | フォトニュース

[ 2007 ゆく年くる年:愛媛FC ]
【2007 Memorial Scene】
勝ちきれず、もがき苦しんだJリーグ2シーズン目の鬱憤を、一気に吹き飛ばしたのが天皇杯だった。
4回戦では、怪我から復帰した田中俊也の2得点でアジアチャンピオンの浦和を撃破。右サイドからDF森脇が、さらに左サイドからはDF星野が浦和のDFを崩して奪った2得点は、今季目指し続けた攻撃の形が結実した結果。
その後ベスト8まで進出して手にした自信は、必ずや来季にも繋がることだろう。
●写真は天皇杯準々決勝での森脇選手。ラッピングバスで埼玉まで駆けつけたマスコット・オ〜レくん、たま媛ちゃんと多くのサポーターが、快進撃を続ける選手達を後押しした

【愛媛FC Playback 2007】
昨季の終盤、快進撃の中心にいた選手達が去ったことで、今季も愛媛は一からのチームづくりを余儀なくされた。
そのシーズン序盤は新加入選手が愛媛のサッカーに馴染めず、その一方で中心となるべき選手が次々と怪我により戦線離脱。歯車がかみ合わないままチームは連敗の泥沼に陥り、不甲斐ない大敗を繰り返してしまった。
しかし若いチームが一度リズムをつかんだ時、選手達はその潜在能力を如何なく発揮。先制すればその勢いに乗じて札幌(21節)、東京V(19節)、京都(10節)といった上位陣からも白星をあげ、上位キラーへと変貌した。
さらにシーズン途中、MF宮原の加入によってチームに核ができたことで、チームの好不調の波は次第に安定。7月にFWジョジマールが加入したことによって得点力が増すと、第4クールにはチーム初の3連勝も達成し「リーグ終盤戦に強い愛媛FC」の本領を発揮した。
最終的にリーグ戦の結果だけ見れば、J初年度となった昨季の成績(9位)を下回る10位に終わったが、サッカーの内容は間違いなく成長を遂げた。昨季は無我夢中のまま手繰り寄せていた勝利も、今季は自ら試合の主導権を握ることで、勝点3を積み上げられるようになった。1年ごとに上積みを続ける愛媛にもようやく「後輩」ができる来季のシーズンには、個の力と組織力をさらに高め、下位グループからの脱出と念願の中位進出を期待したい。

Text by 近藤義博

2007年12月31日(月)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/12/19(木) 12:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)審判の舞台裏 #9「“VARの父”にベン・メイブリーが直撃!」