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U-16日本代表 AFC U-16選手権 韓国に敗れ敗退 U-17ワールドカップ出場を逃す(14.09.15)

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AFC U-16選手権 準々決勝
2014年9月14日(日)15:30 キックオフ 90分(45分ハーフ)
ラジャマンガラスタジアム(タイ/バンコク)

U-16日本代表 0 - 2(前半0-1、後半0-1) U-16韓国代表

得点:
42分 LEE SEUNGWOO(U-16韓国代表)
47分 LEE SEUNGWOO(U-16韓国代表)

スタ―ティングメンバー:
GK:千田奎斗
DF:石川啓人、下口稚葉、冨安健洋、堂安律
MF:菅大輝、渡辺皓太、藤本寛也
FW:斧澤隼輝、永澤竜亮、渡邊陽

サブメンバー:
GK:井上聖也、鶴田海人
DF:森岡陸、阿部雅志、田中康介、麻田将吾
MF:吉田峻、田中碧
FW:佐々木匠、杉浦文哉、半谷陽介、安井拓也

交代:
HT 渡邊陽 → 杉浦文哉
50分 石川啓人 → 阿部雅志
80分 下口稚葉 → 田中康介

■マッチレポート
勝てば来年行われる「FIFA U-17 World Cup 2015 Chile」への出場が決まる大一番でアジアのライバル・韓国との対戦となりました。キックオフ直後から日本は持ち前のパスワークで韓国代表を圧倒し日本ペースで試合が進みます。前半21分、25分と立て続けに決定機を作り、ゴールまであと一歩のところまで迫ります。相手をペナルティボックス前に釘付けにしてゴールの匂いがし始めた42分、逆に韓国がカウンターアタック。中央でボールを受けたLEE SEUNGWOOにスピードに乗って仕掛けられ、左サイドのKIM JUNGMINへパス。ゴールライン付近まで切り込まれ、マイナスに戻したボールを再びLEEが右足で合わせ先制点を奪われます。

後半、杉浦を左のワイドトップに配置し、中央が強固な韓国に対し、両サイドに起点を作ることを試みます。しかし47分、ハーフライン付近でボールを受けた韓国FWのLEE SEUNGWOOに約50メートルの独走を許し2点目を献上します。苦しくなった日本は、ボランチ・ダブルフロントボランチの形からダブルボランチ、ダブルフリーマンに形を変え、更に攻撃的にシフトチェンジします。途中出場の阿部が何度も右サイドからチャンスを作りますが、なかなか得点が奪えません。ワントップを残し完全に引いた韓国に対し、若干重心が後ろになっていた布陣も、センターバックがボールを前へと持ち上がることで、サイドバックがより高い位置を取ることができるようになり、韓国陣内でのプレーが増えていきました。最後の最後まで果敢にゴールを目指しますが、得点が奪えずこのままタイムアップ。5大会ぶりのワールドカップアジア予選敗退が決まりました。

■監督・選手コメント
吉武博文 監督:
当初の予想通りタフな試合になると思っていましたが、とても難しいゲームでした。韓国の堅い守りを崩せず、韓国代表の鋭いカウンターに屈してしまい、非常に残念に思っています。ボールに向かって強くアクションを起こすというところに差があったと思います。ただポゼッションでは圧倒できたので、この2チームを足して2で割ったようなチームがアジアのサッカーをリードしていくのかなと思っています。サッカーのゲームの中でよくある一番良くない時間帯の失点が重なってしまったことは残念です。0-0、0-1というスコアで75分くらいまで行ければ勝機を見いだせたのかなと思っています。1年半、1-0でも0-1でも次の次の得点が非常に重要だと口を酸っぱくして言ってきましたが、まだまだ浸透していませんでした。相手の守備の意図を感じ取り、どこが空いているのか、誰がマークが外れているのかをチームで理解して共有していく意識も欠けていました。選手達はフィジカル的にも最後まで頑張ってくれていましたし、何かやってやろうという意識もすごく高かったです。ただ最後に韓国の壁を崩せなかったのは、我々を研究し、徹底した守備から入った韓国が優っていたと感じています。

藤本寛也選手(東京ヴェルディジュニアユース):
前半の失点をするまでは、本当に良いペースでボールを回せていましたし、守備も安定していました。前半の失点が悔やまれますが、やはり良いリズムの時にしっかりと点を取り切る意識が欠けていたように思います。強豪国となると必ず韓国の様なストライカーはいるので、相手のバランスを崩す意味でも先制点は必要だと痛感しました。チームは解散となってしまいましたが、またこの仲間でU-20ワールドカップを目指せるように努力を続けていきたいです。

冨安健洋選手(アビスパ福岡U-18):
前半、一瞬の隙を突かれて失点したのがとても悔やまれます。それまでは相手のエースを完全に抑えていて、相手がイライラしているのも分かっていたので、その中で前半を「0」で終えられなかったのが悔しいです。パワー・スピードなどまだまだ足りないので、今日の経験を思い出し、日常から練習に全力で取り組みたいです。

渡邊陽選手(浦和レッズユース):
世界大会行きを決める大事な試合で勝てなかったことは、とても悔しいし残念です。前半は自分たちのリズムでしたし、後半は2点目を取ってベタ引きした相手をこじ開けることが出来ず、多くの課題が残りました。上のカテゴリーの代表を目指して、この経験を生かし努力を続けていきたいです。

■今後の予定
AFC U-16選手権タイ2014(バンコク)
9月6日(土) 2-0 グループステージ第1戦 vs 香港代表
9月8日(月) 3-0 グループステージ第2戦 vs 中国代表
9月10日(水) 2-4 グループステージ第3戦 vs オーストラリア代表
9月14日(日) 0-2 ノックアウトステージ 準々決勝 vs 韓国
9月17日(水) 16:00/20:00 ノックアウトステージ 準決勝
9月20日(土) 18:00 ノックアウトステージ 決勝

以上
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