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SAMURAI BLUE、黒星スタート 〜キリンチャレンジカップ第1戦〜(14.09.06)

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SAMURAI BLUE(日本代表)は9月5日、札幌ドームで行われたキリンチャレンジカップ2014第1戦でウルグアイに0-2で敗れ、ハビエル・アギーレ新監督は黒星スタートになりました。
今夏の2014 FIFAワールドカップに出場したFW本田圭佑選手、FW岡崎慎司選手、DF吉田麻也選手、DF長友佑都選手らを中心とした先発メンバーながら、初選出のFW皆川佑介選手、DF坂井達弥選手をそれぞれセンターフォワードとセンターバックに起用しました。
さらに中盤には、これまで代表チームではセンターバックでプレーすることが多かったDF森重真人選手を中盤の底に配して、右MFに細貝萌選手、右に約2年半ぶりの出場となった田中順也選手が構える布陣で試合に入りました。
9月1日から新たにチーム作りを始めて5日目の試合は、全体的にゆっくりとしたペースで始まり、選手間の連係プレーにぎこちなさも見られました。
それでも前半17分には皆川選手がゴール正面で岡崎選手のクロスを頭で合わせましたが、皆川選手のシュートはクロスバーの上に流れました。
前半27分には田中選手が本田選手のパスにミドルレンジからシュートを狙いましたが、相手選手にブロックされました。
一方、ウルグアイはワールドカップ出場メンバーに2人の新顔を加えた構成で、前半14分にはFKからクリスチャン・ロドリゲスがヘディングで日本ゴールに迫りました。
失点は前半34分でした。最終ラインでのパス回しの際に生じたトラップミスからボールを奪ったウルグアイはパスをつなぎ、最後はFWエディンソン・カバニ選手が決めました。

ウルグアイは後半も攻め手を緩めず、後半54分にはMFニコラス・ロデイロ選手がFKで日本ゴールを脅かします。
そして後半70分、ウルグアイは右サイドから攻め込んでクロスを送ります。日本はこのボールに競り勝ったものの、クリアは小さく、ペナルティボックスでこれを拾ったロデイロ選手がシュート。GK川島永嗣選手が弾いたところを、途中出場のFWアベル・エルナンデス選手に決められて2-0にされました。
日本は後半62分に田中選手が再びミドルシュートでゴールを狙いますが、相手GKに阻まれます。さらに、後半76分にFW柿谷曜一朗選手を投入し、システムを4-4-2へ変更すると攻撃が活性化して、相手ペナルティボックス周辺での動きが増えます。後半88分には途中出場のFW武藤嘉紀選手がシュートで相手ゴールを脅かしましたが、ボールは左ポストにはじかれました。
その後、後半89分にはMF森岡亮太選手も投入しましたが、日本はゴールには至らず試合終了。アギーレ新体制の船出を白星で飾ることはできませんでした。
日本はキリンチャレンジカップ第2戦で9日(火)にベネズエラ代表と横浜国際競技場にて対戦します。

>>試合詳細はこちら

■監督・選手コメント

・ハビエル・アギーレ SAMURAI BLUE (日本代表) 監督
両チームとも戦った試合でしたが、ウルグアイの経験と我々の2つのミスが違いを生みました。ビッグチームと対戦して何かを学ぼうとすれば、ミスからも学ぶほかありません。日本は3回練習をしたチームで、4人が代表デビューをした若いチームです。ウルグアイはどんな状況でもウルグアイでした。こういう結果ですが、チームが闘ったこと、競争して負ける気持ちになった場面がなかったこと、失点が2つあってもそこで落ち込まなかった点で満足しています。個々の選手についても良かった点がありました。相手より多くのCKとFKを得ることができ、皆川のヘディングなどシュートもありましたので、攻撃に失望はしていませんが、まだまだ練習しないといけません。火曜日にはベネズエラ戦もあるので、前を向いて進みたいと思います。

・FW皆川佑介選手(サンフレッチェ広島)
(初の代表戦に先発で)気持ちは高ぶっていました。ヘディングシュートのところは決めたかったです。あそこで決めきれなかったのは、チームにとって痛かったですし、責任を感じています。代表戦で先発になって、Jリーグで結果を残し続けた中で、見てくれている人がいるんだと感じました。もっとこの舞台に立ちたいという気持ちが芽生えました。

・FW 武藤嘉紀 選手(FC東京)
途中からでしたが「やってやるぞ」と思っていました。軽はずみなことはやってはいけないとも思いました。長友選手から、とにかく仕掛けて行けと言われていました。自分のプレーは通用するというか、出来る部分もあることが分かりました。

・DF 坂井達弥 選手(サガン鳥栖)
初めての試合でしたが、自分がやれることとやれないことが分かりました。ミスもありましたし、今日の結果は良くありませんが、次につながる試合だったと思います。早くテンポよくボールを動かすことを意識してプレーしましたし、相手のカウンターはスピードがあるので、ポジショニングに気を付けて声をかけてやりました。失点場面のミスは自分の技術不足です。失点後は、周りのみんなも「次、次」と言ってくれたので、素早く切り替えができました。満員のお客さんの前でとても興奮しましたし、良い環境ですし、長くやりたいと感じました。

・FW 本田圭佑 選手(ACミラン)
ウルグアイが2-0で勝ったことが(2チームの)力の差そのものです。監督からは試合前に、「時間のなさは仕方がない。勝ちたいけれど、低い確率でもチームでやってきたことが出きれば満足だ」と言われていました。自分自身はボールに触りたい気持ちを抑えて前にいようとしました。そうすることで、各パートで責任が芽生えますから、中盤や後ろの成長につながると思いました。ミスをするまでは相手の形は作らせなかったと思います。それぞれの選手の特長を出してかみ合わせて行けばサッカーになりますが、それを出せなかったのが課題だと思います。

・セルソ・オテロ・キンタス ウルグアイ代表監督代行
非常に激しい展開になって親善試合というより、公式戦のようでした。両チームとも良いプレーを見せたと思います。結果より内容に満足して帰ることができます。
アギーレ監督の普段のスタイルは知っていたので、今回のシステムも特に驚きはしませんでしたが、日本選手の多くが初めて見る選手でした。驚いたのは、日本の4バックが安定した形でプレーをしていたことと、本田選手のポジションがこれまでとはだいぶ違っていた点です。それでも、うちの選手たちはうまく試合に適応してくれました。そういう対応力を持っています。

■キリンチャレンジカップ2014
2014年9月9日(火) vs ベネズエラ代表
神奈川/横浜国際総合競技場
19:20キックオフ(予定)/ 16:20開場(予定)
テレビ朝日系列にて全国生中継

以上
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