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【J1:第31節 柏 vs 徳島】小林伸二監督(徳島)記者会見コメント(14.11.02)

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●小林伸二監督(徳島):

「立ち上がりの立ち上がりにちょっと危ないのがありましたけど、そこをしのいだ後に、後方でボランチでビルディングアップをしたり、ボランチが中間層で持った時に、シャドー、もしくはワイドが引いた時、しっかりアプローチをする。動きにアプローチが入っているから、食い付いた裏をうまく狙われました。ですからカバーというところで、カバーのポジションがボールサイドに不足したのかなというのが1つ。走られた時に、そのカバーからラインを止めるのかというところの判断が、前半はボール保持者がフリーなのに止めてしまったのが2点目になってしまったと思います。ああいうところはちょっともったいなかったなと思います。
後半は、そこは修正できたし、逞しく点を取るために前からプレスをかけてくれたのはよかったと思いますが、失点から入るので、どうしても厳しいサッカーになってしまったということ。個人で取れているところを、もう少しグループだったり、組織として連動して取れないものかなと、やっぱり個人に勢いがあって取れればいいですけど、取れない時にそこのミスを使われているというのは、やっぱりうまいチームはそこを使ってくると思うんですね。そこをもっともっと連動する必要があったと思います。
全体的には戦ってくれているんで、これを前半から仕掛けられないかなと、そういうちょっとしたミスをモノにされてしまうというのが、我々がまだ経験していないし、そういうことで選手が構えたり硬くなって状況が見えなくなったりするところがあります。そういうところが少しずつ変わってきているんですが、結果を出す、勝点を取るというところに現状では行き切れていないと思っています。毎回準備をして、選手は戦ってくれていますけど、なかなか実らない。あと3ゲームあるんで、このプレッシャーの中で、この高いゲームってなかなかできないと思うので、メンタル的には厳しいと思いますけど、それは戦う。降格する中でJ2が甘いかと言われたら、とんでもない。もっと厳しいと思います。勝っていくには、リーグというのはJ1もJ2も厳しいですから、そこはしっかり戦わせてシーズンを終わりたい、もしくは次につながることにしてあげたいと思います」

Q:明確な目標を選手に与えて、試合に送り出すという点に関しては苦労されていると思いますが、そこを詳しくお聞かせいただけますか。
「毎回、勝点を取って帰ろう、そういう中で守備というところでいくと、向こうの3バックのビルディングアップが違いました。本来なら左サイドに大谷(秀和)君が降りて、3バックがサイドに流れる。我々の左サイドに流れて、ボランチがビルディングアップをするというところのスイッチと取りどころにしていましたけど、今日は両方若い選手が、おそらくボールを持てると思うんです。ですから、センターに大谷君が降りて、両脇はうちの1トップ2シャドーでハマるはずだったんです。もっとハマるかなと思ったんですけど、クサビのところをなかなか取れなかった。逆に、人に食い付くと裏を使われたというところで参ったと思うんです。アプローチするとそこに付かず、アプローチをした姿を見て裏に走る。でもチャレンジ&カバーのポジションがあれば問題ないことなんですけど、そこを横着しちゃうと、遅い選手ならいいですけど、速かったら間に合わないし、ボールが悪かったらつながらないですけど、そこをちゃんとつけてきますから。タッチを切らないし、ゴールラインを切らないし、ちゃんとピッチを使ってきますから、こんなにピッチが濡れていても。我々は走りますから、タッチに切れたり、ゴールに切れたりしていますが、向こうはそのパスが切れないからちゃんと走るし、ボール保持者がプレスを感じていなかったら、少しタイミングを取ってその動きに合わせますし、そこはハマりそうなんだけどハマらない。袋の中で取れそうなんだけど、なかなか取れない。その中で失点がどうしても痛かったです。それでリカバリーしながら、高い位置で行かなくなくちゃいけなくなるから、40分に2点目を取られました。結局、あれも裏を走っただけなんです。センターの食い付いたところの。あれはそのまま付いていけば、どうってことないんです。ラインを止めたから走られただけで。ああいうところでラインを止めるのか、ボール保持者がフリーだから一緒に走ることができれば、抜かれることはできないんです。そういうところがもったいない。
ただ、そういう中で、我々がボールを持った時にそういう形をどう作るかというと、なかなかできない。ただ、高崎に代えたキム(ジョンミン)については、足元に食い付くんで、ファーストタッチでアングルが変わって、何回もターンで裏を取れたと思います。あそこはすごく良かったと思いますし、あそこは後手を踏んでいますから、食い付いてますから、あそこを技量でターンをしていますから、すごく良いプレーは個人的には途中から入ったけど、やれたと思います。そういうところを磨きながら、戦おうとしていますけど、なかなかならないのが現状です。思った以上に速かったり、思った以上にうまかったり、ピッチの中ではあるんではないかと思うんです。思った以上にボールの保持者がコントロールでもたつくと、次のところがやっぱりやれるというスイッチに入るのが、個人戦術は違う。もうちょっとスムーズにボールに寄ったり、持ちだすことができればポジションが変わるんですけど、待った状態で持ったりするんで、サイドのところにプレッシャーがかかり、プレッシャーを受けた状態で、うまくプレーができないというのがあったと思います。そういうところは、もう1つレベルを上げる必要があるなという感じです。どうしても失点から入るときついんで、立ち上がりにうまく入って、持っていきたいというのはあります。それがなかなか現状としては難しいという状態のサッカーになってしまっています」

Q:プレスの勢い、かけ方、きつさはどう見ていらっしゃいますか。
「悪くはないと思います。あれがもう少し自陣の方に入ると、よりスイッチが入らなくちゃいけないですけど、点を取られるまでは高い位置でプレスがかかっています。そこは悪くないと思います。もう少し引き込んだ中なら、もっとスイッチが入るかもしれないですけど、点を取ろうとしていますので、それはそれで良いと思いますし、現実に3バックの中にセンターに大谷君が降りて、両サイドに入った時にはスイッチが入っていますから、それはそれで特にスイッチが入らない攻撃的な選手ではあるんですけど、その意識はあると思うんです、アドリアーノにしても宮崎にしても。宮崎もアドも攻撃ではドリブルを仕掛けたり、宮崎は収めるということが得意ですから、その中で限定しながら次のところを縦押しして、バイタルでボールを奪うのが今日の設定ですから、そこがどのくらい取れたかというところになると、うまく横から裏に、バイタルじゃなくてその裏を使われたということなんです。カバーのポジションにして、準備するというのが足りなかったと思います。そういうプレスをサイドに限定した時に、そのまま蹴ってくれればいいですけど、サイドにつけてバイタルだったり、バイタルに付けるとボランチが締めますから、そうしたらボランチが後方から入ってきて、横パスをもらうというところまでは高いんです。サイドの選手がプレッシャーを受けると、後ろか前にしか蹴りませんけど、そこをプレッシャーと感じていないから、横パスが通るんです。ですからボランチが食い付くとクサビだし、ボランチが締めると相手のボランチに入りますから、相手のセンターフォワードが降りることを、みんなが連動してどれだけやれるかということになると思います。そこがうまくいかなかったですね。そういう意味では明確に取れなかったと思いますけど、そういう袋に入れるようにして、シンプルに裏に入っているというのが、今日のレイソルのサッカーだったと思います。足元に入れるようにして、裏に入れる。裏にいた時のレアンドロがスペースに飛び出す。シンプルな攻撃だったかもしれませんが、そこに我々が付けずにラインを止めたりしたところがもったいなかったと思います」

Q:立ち上がり、出足の良さでパスカットをして、ショートカウンターのチャンスがありました。そこでフィニッシュまで行けなかったのはもったいなかったですけど、どこに原因があったのでしょうか。
「入りは、その部分は良いところと、逆にピンチなところも2回ほどありましたから、何とも言えないです。ショートカウンターで、例えば、個人に付けた時、個人が1人の選手を掃ければ問題ないわけです。個人が強いと、相手も同数か数的優位を作りますから、次のところが緩くなることが、個人がいることが戦術に変わっていくところだと思います。そういうのが少しずつ入っていくと、少し用心して、1対1が1対2になっていくと思うんです。そうするとボールから離れる動きが効いてくるというところは、そこまでは残念ながら難しいです。そういうところがポッと入ったりするゲームがあると、うまく進んでいくと思いますけど、いつもそういうことができるわけではないので、できるようにはめげずに頑張っていこうと思います」

以上
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