●原口元気選手(浦和)
「これで気持ち良くドイツに旅立てるなと思いました。幸せな気分を味わえたので、すごく自分のパワーになりました。(関根選手が出てきた時はこみあげるものがあったように見えたが)いやいや、あいつが泣いてたから(笑)。むしろなんで泣いてるの?って(笑)まあ、後輩が育ってくれると僕の刺激にもなるので、僕がいなくなるとドリブルする選手が少なくなってしまうので、関根にかかる期待も大きくなると思う。だからこれからはあいつが埼玉スタジアムのピッチを切り裂いてくれればいいと思います。槙野さんがゴール後にみせたTシャツのメッセージについては何も知らなかったので、うれしかったです。本当、いつもかわいがってくれたので、最後までありがたいなと思いました。
3年前からずっとどのタイミングで海外に行くか考えていました。もちろん、レッズでも成長してきたつもりですけど、さらにもう一歩というか、海外に行けば成長スピードを高められると思いました。浦和レッズではいい意味でも悪い意味でも、時に厳しく、時にやさしく接してくれる人たちがいた。ですので、そういうものがない環境で自分を追い込んで行きたかった。
(昨日の記者会見でペトロヴィッチ監督が、原口選手との2年半は戦いの日々だったと話していたが)本当にそうだったと思う。僕が聞き入れなかったことも多々あったと思うし、そういう時に監督は常に試行錯誤してくれた。僕も聞き入れる部分と納得できない部分と色々あって、その中で何度も何度もぶつかりながらも接してくれたのは感謝しかないです。ミシャ(ペトロヴィッチ監督)のおかげで、ストロングな部分だけの選手じゃなくなったと思います。もちろんまだまだ足りない部分も多いですが、ミシャから学んだものは大きいと思います。
(交代相手は山田直輝だったが)交代の時は終わっちゃうんだなという寂しい気持ちと、直輝なら気持ちよく交代できるなと思いました。そこはミシャが考えてくれたのかは分からないですが、これからは直輝やタカ(関根)や、(矢島)慎也が浦和を引っ張って行って欲しいと思う。アカデミー出身の選手が活躍しなきゃいけないと思うので、がんばって欲しいです。
(アシストにつながったフリーキックのシーンは)もちろん得点できなかったので悔しかったです。柏木選手が『元気、蹴れよ』と言ってくれたので…ユースの頃はよく決めていたポジションだったので、自信はあったんですけど。まあ、しょうがないです。蹴った後は柏木選手に『あんまいいコースじゃなかったぞ』と言われました(笑)。
(恋人宣言については)それすごい言われるんですけど(笑)。ただ、感謝している人の名前を並べていったら恋人が入っちゃっただけで、一緒に戦ってくれたし、感謝の気持ちを単純に伝えたかっただけです。周りにはそれはおかしいぞって言われましたけどね(笑)。普通日本人は言わないぞって(笑)。僕は普通だと思ってたんですけど、お客さんもどよめいてましたね(笑)」
●槙野智章選手(浦和)
「約束はできないけど、原口の海外挑戦にはポジティブな要素が多いと思います。まず夏の移籍でチームに始動から加われること、チームメイトに細貝萌がいること、そういう意味ではチームにすんなり入っていけると思います。ただ注意しなければいけないのは、萌がいることでそれに甘んじることは、彼にとっては危険なことだと思う。とにかく初戦の印象が大事だと思いますね。僕自身は最初のデビュー戦で0対3で負けてしまった。その印象がサポーター、メディアにとっていいものではなかった。だから初戦でインパクトを残すことは重要になってくると思いますね。個の部分で通用する部分はあると思いますけど、彼に求められるのは守備になってくると思う。攻撃だけじゃ通用しないと思います。ドイツではバイエルンのロッベンやリべリだって最終ラインに戻って守備をする。攻撃についてはいいものを持っていますが、ハードワークと守備の部分が今後求められると思います。
元気には性格的には大人しくなって欲しくはないね(笑)。浦和ではキャラクターが受け入れられているけど、ドイツではもう一つ“化ける”必要があると思います。新しい原口元気像を作っていくことが彼にとっては重要になってくると思います。それはロッカールームでもそうですし、食事会場でもそうですし、ピッチの中でもそうですけど、ムードメイカーになったり笑いを取ったりすることは重要です。とにかくチームメイトと仲良くなること。そしてチームが誰を中心に回っているかを把握することも重要だと思いますね。
スピーチで恋人について語っていましたが、あれはみんな引っかかったみたいですね(笑)。彼は一週間前ぐらいに内容を考えたと言っていましたが、ふつうにあの言葉を入れるあたり、やはり彼は普通じゃない(笑)。その意味で海外向きだと思いますね(笑)」
●李忠成選手(浦和)
「浦和はクロスでの得点が少なかったので、取れてよかった。クロスの質を上げていけば、飛び込む選手のクオリティは高いんでね。必ずゴール数は増えると思うし、そこが一つの強みになると思います。関口選手がいいクロスをくれましたが、今までのレッズではみなあの場面で下げてしまっていた。勝負球を入れることは重要だと思います。今日はみんな元気にゴールを取らせたいという気持ちは大きかったし、ドリブルを始めたら行ってくれ!という気持ちがあった。スタジアム全体もそういう雰囲気でしたね」
●山田直輝選手(浦和)
「(原口とは交代でピッチに立ったが)一緒にピッチに立ちたいという気持ちは当然あった。今季の半年間は一緒にピッチに立てるチャンスがありながら一度も立てなかったので、申し訳ない気持ちはあります。でもこれで終わりじゃないし、いつか浦和に帰ってくるとはあいつも言っていることなので。僕はその時にしっかりとピッチに一緒に立てるようにコンディションを上げていきたい。元気もドイツで成長してくれたらいいと思います。交代する時は『楽しんでやれよ』と言われました。僕はプレーで表現するしかないと思い、精一杯やりました。一緒にピッチに立てればアシストしてあげたいと思いましたが、できなかったのでガムシャラにゴールを狙いました。チームが勝って送り出せたのはよかったです。試合が終わった時二人で記念撮影をしましたが、最後は浦和でやるというのは僕らのユース世代の合言葉。また、その時は一緒に写真を撮れたらいいですね」
●関根貴大選手(浦和)
「原口選手に花束を渡したのは、立候補したのではなく、スタッフの方に勧められたからです。自分でいいのかな、と思って一度は断ったんですが、是非やって欲しいと言っていただけたので。渡した時は『帰って来んなよ!』と強気で送り出そうと思ったのですが、元気くんの表情を見て感じるものがあったので、『頑張ってください』と伝えました。元気くんにも『頑張れ』と言ってもらえた。彼がいなくなってからも、浦和を安心して観てもらえるように、これから頑張っていきたいと思います。元気くんからはサッカーに対する姿勢を学びました。サッカーをやっていない時も体のケアを怠らない選手なので、そういった部分は非常に勉強になりました」
●永井謙佑選手(名古屋)
「流れを変えるチャンスはあったんですが、原口選手のフリーキック(こぼれ球から槙野が得点)でとどめを刺されました。チャンスは結構あったし、そこで決めていれば違った展開になっていたはず。たぶん僕が一番シュートを打ったのに、それが1点に終わってしまったので。2点目、3点目を取ることが重要だったと思います。コンディションはふつうですね。悪くもないし、特別いいわけではない。ただ、開幕の時よりは全然いいですね。長い時間出られるようになったので、運動量も増えて、自分の感覚でできるようになりました。どうしても途中出場だとチームを活性化させないといけないから、自分のタイミングというよりは流れを気にするようになる。今日は勝たないといけなかったから、攻撃的に行ったんですけど、そこで決められるようになりたいですね」
●松田力選手(名古屋)
「ゴールシーンは前が空いていたので、タッチした瞬間に打とうと思っていました。トラップして反転した瞬間相手は来ていなかったので、思い切って打ちました。今季は公式戦で2点目。再開後はもっと点を取っていかなきゃいけない。もうJリーグしか残っていないので、しっかり結果を残していきたい」
以上
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