●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「非常に難しいゲームだった。こちらは(勝ち抜けが決定しているため)消化試合で、相手は勝たなければならない。モチベーションを維持するのが大変だった。中心選手のお別れのゲームで、そのチームが負けるということはよくある話だ。ただ、前半は浦和のいいサッカーができた。観ていておもしろいサッカーができたと思う。ただ後半は受け身で入ってしまった。やってはいけないと思われることを最初の15分間にやってしまった。なぜそういうことが起こってしまったのか分析すれば興味深いし、改善できればよりパーフェクトなチームになると思う。ただ、言い訳にはなるが気温も高かったし、消化試合ということで難しい面があった。前半は非常によかったが、後半は自分たちでそれを台無しにしてしまう可能性があった。いい流れのなかで引き分けてしまったり、負けてしまうことがないようにしていきたい」
Q:3点目を取ってから流れを取り戻したが、ゴールで流れが変わっただけでなく、それは選手たちが自分たちでチームを立て直せるようになったからだと思うか?
「3点目を取って選手に余裕が生まれたかなと思う。それは我々だけでなくどんなチームも同じだと思う。我々のサッカーのスタイルというには常に動きと運動量が求められる。他のチームであれば守備を徹底してクリアに徹するという考えもあるが、我々はボールを保持するスタイルで、そういうトレーニングをしている。その意味で、我々の運動量が落ちて、ボールを保持できなくなると、相手の流れに変わってしまう。我々のサッカーは非常に運動量を求められる。前半にみせていたようなプレーを90分間続けるのは難しい。今後我々は、90分間のなかで必ず訪れるうまくいかない時間、運動量が落ちる時間をやり過ごすことを覚えなければならないし、そういった時間を減らし、流れを変えられるようになれば我々はもっと安定すると思う」
Q:原口元気選手はヨーロッパでどれだけ活躍できると思うか?
「もし彼がもっと若いころにヨーロッパに行っていれば、成功は難しかったと思う。だから私はいいタイミングで彼が海外に移籍できたと思う。私が来てからの2年半で、彼はかなりプレースタイルを広げられた。ボールを持っている時だけでなく、オフ・ザ・ボールの動き、あるいはチームのためにしっかり走り守備もしないとけないという部分を吸収してくれたと思う。この2年半、私は彼が不得意とする部分を求めてきたので、簡単ではなかったと思う。ただ、彼自身はサッカーに対する考えも変わってきたと思うし、サッカーはチームのためにやるもので、以前よりはその点についてよく考えるようになると思う。私は今後も元気がその部分をしっかりとやれば、ヨーロッパで成功すると思う。元気はそれまでそういった部分を求められてこなかった。若いころはチームが負けても自分がゴールを決めていれば注目されていた。しかしこの2年半でサッカーには何が重要なのかを学んだ。その考えが変わったことで、彼はその能力をもっと伸ばしていけると思う。彼には他の選手にはないドリブルの才能があるし、右も左もしっかりと蹴れる技術がある。それは彼がもって生まれたものだ。ヨーロッパでは攻守にもっとチームのために走ることが求められるし、規律の部分も求められると思う。ヨーロッパではメディアの目も厳しい。そういった環境の中で成長して行ってほしい」
以上
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