●松本 育夫監督（栃木）：

「ウチが調子を上げてきたということで、F・マリノスさんが本格的にこのゲームにチャレンジしてきたという状況でした。１点目の失点は風上からボールが出て、三都主のところの競り合いから決められました。２点目はＣＢのミスパスからで、外へ出せとずっと練習からやっていたのですが、クサビのパスをうまく入れられて崩されました。

一応、ゲームの内容からすれば、特に後半は十分にやれるだけの内容はできたと思います。日曜日のＪ２の戦いに、つながる良いゲームはできたと思っています。先ほど選手たちにも、そう話ました。

あと残りＪ２の６試合、まだプレーオフ進出の可能性は数字上、チャンスが残っています。とにかく残りを６試合すべて勝つ、と。今日の後半戦のようなゲームをしていれば、何とか道は拓けてくるのではないかと思います。今日の後半戦は、守備のところで徹底的にボールを取りに行かせました。今日の後半の45分はＰＫがなければゼロで抑えていたことになります。むしろ逆にチャンスが何度もつくれましたので、次のＪ２のゲームに後半の流れをつなげていきたいと考えています」

Q:後半は良かったのですが、前半については、どこが問題でしたか？
「今週のテーマとして、守備で相手と勝負をしろと、要するに人をつかまえてボールを持った選手へのチャレンジ、これをやっていくはずだったのですが、前半は、非常に中盤がぼかしすぎていました。途中で変えましてダブルボランチにして、パウリーニョと菊岡のコンビでスペースを消して、それで何とかもったので、後半はその体制から徹底的に中盤から前の選手はボールを取りに行けと指示しました。フリーの選手をつくるなと。自分が相手のボールになった時にフリーなら相手もフリーなんだと。それで、ウチが前に出てからボールを取れるようになりました。そういう我々が進むべき方向を見出せたのが、後半の戦いでした」

Q:後半の頭から、高木選手を使うという戦術は選択肢にありましたか？
「ケガで休んでいましたから、考えてはおりました。ただ3枚の交代カードの切り方がありますので、あまり焦ってもと思いましたし、１−２のスコアでしたから、やれるところまでやってという考えもありました」

以上