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【J1:第13節 柏 vs 浦和】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(13.05.26)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「勝利した後の記者会見というものはコメントがしやすいものです。まずは今日もたくさんのサポーターがスタジアムに来た中で、両チームが素晴らしいプレーをした、それが素晴らしい影響があったと思っています。我々はいつも通りリスクを負って、攻撃的なサッカーを仕掛けられたのではないかと思います。柏は水曜にACLがあって、特に後半は疲労の色が見られたと思いますけど、我々は柏に対して良い攻撃的なサッカーを仕掛けて勝利を収めたと思っています。ただ、今日の勝利に浮かれてはいけないと思っています。水曜日には厳しいゲームが待っていますし、今日我々がした2失点に関してはあってはいけないと思っています。ただ、リスクを負って攻撃を仕掛けている限り、失点というのは常に付きまとうとは思いますけど、反省材料として次につなげなければいけないと思います。もちろん我々は後ろから仕掛けていく、那須、森脇、槙野とディフェンスから仕掛けていくサッカーをしていますので、彼らが守備の場面で疲れていたり、集中力を失ってしまっている場面ももちろんあるかもしれないです。今後の戦いの中で守備の部分、失点の部分は改善できると思っています」

Q:縦に速い攻撃が目立っていましたが、いつも意識していたことが今日はできたのか。それとも今日は柏ということで狙ったのですか。
「もちろん奪ってから速くというのは日頃から意識していることですけど、今日のゲームに関しては柏はカウンターが強いチームだとわかっていましたので、我々としては相手がやりたいサッカーにいかにハマっていかないかを考えていました。前半の何回か、相手のカウンターで危ない場面もありましたけど、我々が仕掛けて相手がカウンターをする場面を作らせないという意識のもとにやってきました。逆に相手が来たところでカウンターというのは狙っていたところです。そして、相手があっての戦いなので、我々がそうしたいと思ってもできないこともあります。狙いとしてそういうものを持ってやっていたのは確かです」

Q:今日は柏の方が浦和対策で、槙野や森脇が怖がるところをチェックしてきていたと思いますが、その点に苦労したことは。
「相手がうちのストッパーの選手を攻撃的にさせないように、ああいった形で守備をしてくることは予想ができていました。うちのサイドからの攻撃ができなければ、真ん中から持ち上がれると思っていました。ああいった形で守備をしてくる、そうすればクレオには阿部と那須で2対1になる。その2対1の部分で、我々の攻撃の組み立ての2人の選手がもっと前に運べた部分はあったと思います。そういったところから我々は侵入していきましたが、そういったところからもっと相手の守備を剥がしていくことはやっていけるのではないかと思います。我々のチームは典型的なDFというタイプの選手はいません。森脇にしても那須にしても槙野にしても阿部にしても、ボランチもサイドバックもできる、いろいろなポジションができる能力のある選手です。ただ、チームが勝利していればそういった部分がよしと思われるでしょうが、チームが負けていれば、なぜ典型的なDFタイプの選手を置かないんだと言われます。ただ、我々のサッカーの哲学では全員が攻撃に参加できる、全員が仕掛けるサッカーができる、それは自分たちのサッカーの根本と考えています。我々のサッカーは後ろからしっかりとボールを持って攻め上がる、あるいは攻撃に参加していく、そういうコンセプトの下にやっています。日本のサッカーももう少し見方を変えていっていいと私は思っています。昨日の試合前の記者会見で、1人のメディアの方がここ最近は失点が続いています、鳥栖戦でも2失点しましたということを言われましたが、私が思っていることはなぜ我々が6点取れたのか、そこを見てくれないのかと思いました。全員が守備的に戦っていたら6点は取れない。リスクを冒して攻撃を仕掛けるからこそ、6点が生まれる。反対にリスクを冒して攻撃を仕掛ければ失点する場面も生まれる。サポーターの皆さんのサッカーの見方も、私は変わっていってもいいのかなと思います。我々浦和は攻撃的にリスクを冒して攻撃を仕掛ける。それがうまくいって勝利できる試合もあれば、そうでない試合もある。そうでなくて負ける試合もあるかもしれないが、そこでどういう内容でチームが戦っているのかというのを見た上で、負けたという結果だけを見て判断してほしくない。応援しているチームがどういうサッカーをしているのか、しっかりと見てほしいと思います。もちろん応援しているチームが負ければ、応援しているサポーター、チームの人間ががっかりする気持ちはあるでしょう。ただ、サッカーはスポーツです。見に来てくれる人が今日は良いゲームだったね、面白かったねと思ってもらえることが、私はサッカーの醍醐味だと思います。私は常に理想を追い求める人間ですけど、サッカーというものは見る人がいて成り立つものだと思いますし、内容の質を上げていくことが我々にとって必要なことだと思います。柏も良いゲームをしたと思います。ゴールをした以外に、チャンスを作っていました。私は監督としての視点ではなく、サポーターとしての視点では、今日のゲームは楽しめるゲームだったと思います」

Q:森脇選手が前にいたり、攻撃面は素晴らしかったと思いますが、ヘディングで2失点したシーンについては。
「森脇がゴールを決めたことは非常に良かったんですが、ドリブルが好きな選手で、どこに向かってドリブルをしているのか分からない選手ではありますけど(笑)、非常に良い選手です。
1点目の失点は槙野がクロスをかぶっているんですが、本来であれば彼はあのボールをクリアしなければいけない。槙野は素晴らしいプレーヤーです。点差が開いたことで、より彼は自分がゴールをしたいと、常にゴールしたい気持ちを持って攻撃に出ていました。あれだけ攻撃的に行けば、疲労は出てくるでしょうし、守備の部分で力が出せない、あるいは集中力を出せない。そのバランスを彼自身が今後考えなければいけません。私としては攻撃に行く意欲を止めなければいけないと思っています。みんな後ろに残りたくないですからね。うちの選手は止めないと前に前に行ってしまう傾向が最近はあります。1年前は後ろの選手は誰も前に行かなくて、行けと言っていたんですが、今年に入ってからみんな行ってしまうので止められなくなっています(笑)。広島を率いていた時代にそういう傾向は少しありました。時々、それが多すぎかなと思います。攻撃と守備のバランスをしっかりと試合を通してコントロールしてほしいと思います」

以上
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