●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：
「みなさん、こんばんは。今日のゲームですが、両チームの特長がはっきりと出たゲームだったと思います。Ｃ大阪は、グラウンダーでパスをつなぐことを基本として、そのなかでドリブルやワンツーなどコンビネーションを存分に出していたと思います。名古屋は、フィジカルの強さを活かした空中戦というところが、はっきりと出たと思います。そういったゲームのなかで、決定機をしっかりと決めたＣ大阪が、勝利に値するゲーム内容を見せていたと思います」

Q：名古屋に対して、この試合ではある程度余裕を持ってベンチから見られていたのでは？　名古屋の弱さについて、どのあたりに感じましたか？
「これはエチケットとして、対戦相手の弱さについて言及するというのは、この場では控えたいと思います。今日のゲームでは名古屋のほうが負けたということもあるので、その点に関してはノーコメントにさせていただきたく思います。名古屋の特長がクロスからのゴール前の攻防であるというのは分かっていましたが、彼らのゴールもその得意な形で決まったわけですし、さらにあと2回、3回と彼らの得意な形から決定機を作っていたことを考えると、決して悪くはなかったと思います。逆に、我々はパス、ドリブル、コンビネーション、そういったプレーをしっかりと出せていたと思います」

Q：上位が崩れないので順位は変わらないものの、ここで中断に入るが、このあと、さらにＣ大阪が上に行くため必要なこととは？
「中断に入るまでを振り返ると、チームが成長しつつあるという手応えはものすごく感じています。ただし、細かいところを突きつめていけば、もっともっとよくなると思います。中断期間中に、そういった点をしっかりと修正して、細かいところの修正を図ることが上位進出の鍵になると思います」

Q：柿谷選手のゴールは素晴らしいものだったと思う。サッカー王国のブラジルでいろんな選手を見てきた監督は、柿谷選手のトラップをブラジルのなかでもトップレベルのものだと思いますか？
「間違いなく、曜一朗はブラジルに行っても、トラップを含めてボールコントロール、技術という意味ではトップレベルの選手と言い切ることが、私はできると思います。仰ったように、今までいろんな選手を見てきました。曜一朗の技術というのは、今ならネイマール選手のレベルに近いと思います。ただし、ネイマールのレベルにたどりつくため、今足りないものがあるとすれば、今日のゴールのようなプレーをもっともっとしていくことだと思います。今日のゴールのシーンを振り返っていただければ、あの1タッチ目が技術がしっかりとゴールに向かうプレーにつながっていたと思うのです。ああいったプレーを続けること、そしてしっかりと数字を残すこと、これが代表に曜一朗が招集されるための、今求められるものだと思います。もう一度言いますが、ブラジルだけではなく、私の今思っているなかでは現在の世界のサッカーのなかでも、技術レベルとしては非常に優秀な選手であると言えます」

以上