・4月3日(水)浦和 vs 全北現代モータース@埼玉 19:30
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全北現代は「2000年代以降のKリーグでもっとも成功したクラブ」と言われている。Kリーグ参戦は1995年。初期は万年Bクラスに甘んじていたが、2005年からチェ ガンヒ監督が指揮するようになると、常勝軍団に変貌。2006年ACLで初優勝を果たして同年のFIFAクラブ・ワールドカップでも5位入賞すると、2009年には念願のKリーグ初制覇も達成。2011年にもリーグ優勝を成し遂げている。
ただ、チームを常勝軍団に作り上げたチェ ガンヒ監督が韓国代表監督に急遽就任したことで、イ フンシル監督代行が指揮を執った昨季は、無冠に終わった。ACLではベスト16をかけた試合で柏レイソルに敗れてグループリーグ敗退に終わり、リーグ戦でもFCソウルに優勝の座を奪われ、リーグ2位に甘んじた。この結果を受けてイ フンシル監督代行も辞任。2位という結果はそれほど悪いわけではないだろうが、それは全北現代が名実ともにKリーグの常勝軍団になったことを逆説的に証明しているとも言えるだろう。
そんな全北現代の今季の指揮を執るのは、2011年からチームのフィジカルコーチを務めてきたブラジル人指導者ファビオ レフンティス。その起用は、2013年6月で韓国代表監督としての契約が一旦終わることになるチェ ガンヒ監督の全北復帰を念頭に置いての暫定起用だと勘ぐる声もあるが、2009〜2010年にはサウジアラビアのアル・エラドFCでコーチ経験もあるファビオ監督代行体制は、Kリーグクラシックで順調なスタートを切っている。開幕3試合で黒星なし(3月20日)。開幕スタートダッシュに成功した。
もちろん、4-2-3-1の超攻撃的なフォーメーションで常に大量得点を狙っていく“タッコン”スタイルも健在だ。“タッコン”とは「タッチゴ(ひたすら)・コンギョク(攻撃)」という韓国語の略語で昨季はKリーグ最多の82得点を記録したが、今季も攻撃陣は強力。Kリーグを代表するゴールゲッターであるイ ドングッを中心に、昨季リーグ2位のアシスト数を記録したエニーニョといった既存戦力に加え、今季は一昨年Kリーグ新人王イ スンギ、昨季16得点をあげたベルギー人FWケヴィンなどを補強して、その攻撃陣のタレントの数に一層の厚みが加わった。
攻撃陣の圧倒的な存在感に隠れがちだが、昨季は49失点でリーグ4位だった守備陣も補強。韓国代表でも活躍するDFチョン インファンを獲得したことで安定感が増したと評判だ。韓国スポーツ紙の記者も、「全北はKリーグ勢初の4大会連続ACL出場クラブ。リーグとACLを並行して戦うノウハウを熟知している」と語る。
ただ、国内リーグ戦とは対照的に、ACLでは今ひとつ上昇気流に乗れていないのも事実だ。例えば敵地で挑んだグループリーグ初戦のムアントン・ユナイテッド戦だ。イ ドングッのPKで先制するも前半修了間際にPKを献上。その後、ケヴィンのゴールで勝ち越したが、後半終了間際に痛恨のオウンゴールを献上してしまい、2-2で引き分けた。
グループ最大のライバルと意識して挑んだホームでの広州恒大戦も空回り。キム ジョンウのゴールで先制しても後半には追いつかれ、その後は広州に主導権を握られた。1-1のドローで終わったが、攻撃サッカーを披露したのは全北ではなく、広州だったほどである。リーグ戦では好調でも、ACLではいまだ勝ち星なく、グループF3位に甘んじているのだ。
それだけに浦和レッズとの連戦にかける意気込みは強い。普段は謙虚なファビオ監督代行も、「3位とはいえまだ2試合が終わったに過ぎず、2位浦和との勝点差はまだ1点に過ぎない。浦和との対決ではかならず勝つ」と言い切るほどだ。その強い覚悟が全北攻撃陣に伝播し、“タッコン・サッカー”が本領を発揮したとき、浦和にとっては脅威となることは間違いないだろう。
【注目選手】
FW イ ドングッ(34歳 / 韓国)
1979年4月29日 185cm/80kg
新人王、得点王、MVP、オールスターMVPなど、Kリーグ史上初にして唯一すべての個人タイトルを獲得しているストライカー。円熟期を迎え、決定力はもちろん、人を生かすプレーも光る。昨季リーグ戦で26得点を上げて得点ランキング2位、Kリーグ最多ゴール数を達成。チームから唯一のベスト11にも選ばれた。今季はキャプテンとしてもチームを牽引している。
FW ケヴィン(28歳 / ベルギー)
1984年12月6日 190cm/91kg
昨季は大田シチズンで16ゴール、4アシストの活躍でチームの1部残留に貢献した。韓国に移籍してわずか1年で、全北現代に年俸7億ウォンで移籍することに。190cmの長身を生かした空中戦に強く、シュートの正確性も高い。
以上
Reported by (c)pitch communications
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