★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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“黄金時代”の一員として活躍したMFもチーム内では上から年齢を数えた方が早くなったが、その振る舞いはベテランらしからず、常に“フラット”である。紅白戦で厳しい叱咤を見せたかと思えば、シュート練習でいいクロスを上げた若手に「ナイスボール!」と声を掛ける。また、厳しいチャージでボールを奪取したかと思えば、シュートを外し――申し訳なさそうに――全力疾走で自分のポジションへ戻っていく。そんな彼の表情は実に豊かでメリハリがあった。年齢を問わず幅広い選手に慕われる所以はそこにあるのだろう。トレードマークは坊主頭。時折、ド派手な金髪で登場することもあり、比較的“真面目”な選手が多い磐田の中でビジュアル的なインパクトは大。試合中、手で顔を“くしゃくしゃ”にして汗を拭う姿もどこか愛嬌を感じさせる。
試合後のミックスゾーンでの振る舞いも印象深かった。時には報道陣に質問する間を与えないほどノンストップに話し続けることもあったが、その言葉の一つ一つが具体的だった。「ボールも人も動く」といった使い古された表現はまずない。自分自身に対する不甲斐なさから時には“ストレート”なセリフが飛び出すこともあったが、ピッチ上で感じたことを彼自身の言葉で表現するからこそ質問する側に発見も多い。そして、耳を傾けているとゲームの全体的な流れを捉えつつ、“肝”となるプレーを切り取って反芻していることもよく伝わってきた。膨大な量の“情報”を瞬時にプレイバックし、言語化すること自体、容易にできることではない。本人に特別な意識はなかっただろうが、ミックスゾーンにおいても“プロフェッショナル”の凄みをまざまざと見せつける選手だった。
プレースタイルは激しく、クレバーだ。ガッツ溢れるプレーでスタンドを沸かせ、細かいパス交換など複雑なプレーもそつなくこなしてしまう。“男気”とセンス”に満ち溢れたアタッカーは前田遼一、駒野友一、川口能活といった代表クラスの選手に全く引けを取らないほど魅力的な選手だ。昨季は開幕前に右足アキレス腱断裂という大けがを負い、苦しみ抜いた一年だった。99年のプロ入り後から継続してきた連続得点も昨季でストップした中で今季は自身初の移籍を決断。J2という未知なる舞台へ飛び込む。大きなチャレンジの一年となるが、それをものともしないポジティブさがこの選手にはある。新天地でも献身的に動き回り、滴る汗を豪快に拭っているはずだ。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.13 Reported by 南間健治
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