★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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2011シーズンの前に、藤田祥史が立てた目標は背番号と同じ25ゴール。その目標自体は、彼の能力からすれば決して高い目標ではなかったはずだ。しかし、横浜FCの調子が上がらないのと連動するように、藤田の足からはゴールが生まれなかった。31試合に出場したものの、得点は3にとどまった。コンディションの問題も無かったとは言えないが、鳥栖に在籍した2007年には44試合で24点を挙げ、日本人のトップゴーラーになった選手としては寂しい数字だった。
元々饒舌な選手ではないが、調子が良い時期でも思うようにゴールが取れない時期でも、コメントは決まって「自分がゴールを取って勝ちたい」というシンプルなものだった。まさに生粋のThe Striker。ゴールを奪うことの価値を誰よりも理解し、ゴールを奪うことにのみ執念を燃やしている選手と言える。2011シーズンは3点だけだったが、その3点はいずれもThe Striker藤田の真価が発揮されたものだった。普通の選手だったらシュートに結びつけられないような状況でも、ゴールの枠内を捉えるシュートを放つ力を持つ。だからこそ、少々難しい状況だとしても藤田にボールを集めることが、ゴールへの近道になる。彼がいれば、ゴール前の消極的なプレーで失望することは減るだろう。
持ち味はゴールへの執念だけではない。前線でのプレッシングの豪快さ、90分間衰えないスタミナは、現代サッカーに必要なチーム全体の守備にも多大な貢献をする。それも自分から率先して守備をする。藤田にとって、前線での積極的な守備は、自らのプレーのリズムを作るスイッチでもあるのだ。
怪我人が多かった2011シーズンの横浜FCでは、サイドハーフでもプレーをした。藤田はどのポジションでも黙々と与えられた役割をこなすし、その能力も持っている。ボールをキープすることもできるし、周りも使うことができる。しかし、やはり藤田の能力が一番輝くのはゴールの場面。タレントが揃った千葉であれば、ゴールの仕上げに藤田が専念できるだろう。横浜FCから昇格のライバルである千葉に移籍したことで、大きな覚悟を持っているはず。The Strikerならではのプレーの全てに注目して欲しい。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.10 Reported by 松尾真一郎
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