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【2011シーズン始動!】浦和:新監督就任会見でのコメント(1)(11.01.18)

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本日、さいたま市内にて浦和レッズの新監督就任会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
2011シーズンチケット情報(浦和公式サイト)
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●ゼリコ・ペトロヴィッチ監督
「はじめに、とてもうれしい事があります。プレーヤーの時に携わって頂いたフォトグラファーやジャーナリストの方々などが何人かいらっしゃって、ものすごくうれしいです。私はプレーヤーの時と同じように、メディアの方々とよりよい関係のもと働く事を望みます。選手の時、皆さんのインタビューに対して常にオープンな気持ちで対応してきました。今もその気持ちは全く変わりません。
浦和レッズの監督になるという事をとても誇りに思い、レッズでの選手生活後10年経って、戻って来られた事をうれしく思います。そして、私の事を信頼してくれてチャンスをくれたクラブにとても感謝しています。もちろん私の代理人にも「ありがとう」と言いたいです。そして、私はすべての力を注いで浦和レッズが立つべき位置に戻し、ベストになれるよう一緒に戦えるチームにしたいと思います。
私はとても良い感触を感じています。橋本代表、柱谷GM、そのほかのスタッフ、自分がプレーしていたときに関わっていた方が今も働いていてその方々と共に働けることを快く思っています。彼らと一緒にいい結果を出せると思います。

浦和レッズはとても大きなクラブです。日本で一番かもしれません。その価値にあった地位を築きたいと思います。
サッカーの試合は、すべてが私たちのものではなく、応援に来てくれた方のためでもあります。全てを応援に来てくれた方に捧げたいとおもいます。私たちは出来る限りの全ての力を注ぎ今年の最後には笑って終わりたいと思います。
もちろん常に100%の力で私たちを支えてくれるサポーターの方々に大勢の人数で応援に来て頂きたいと思います。なぜならファン・サポーター抜きではこの浦和レッズは成功には至らないと思うからです。
最後にここにお忙しい中お越し頂いた皆さんに「ありがとう」と伝えたいです。
是非一緒に浦和レッズを盛り上げていきましょう。私は常にオープンマインドで接していきたいと思います。ありがとうございます」

Q:監督が目指すサッカーはどんなサッカーですか?
「攻撃的でアグレッシブに全ての情熱を注ぎこんだサッカーをしたいと思います」

Q:今までレッズのDVDをたくさん観てきたと伺っていますが、継続すべき点と改善すべき点を教えて下さい
「今まで30試合ほどのレッズの試合を観てきました。残念ながら最後の2試合は観てませんが。
先程言いました私がやりたいサッカーをやりたいと思います。過去の出来事や過去の監督達の事をコメントするつもりはありません。ただ、ビッグクラブであるためのプレー、ビッグクラブは力強くプレーしなくてはいけないと思う。何人かの選手が出ていき、何人か新しい選手が入ってきました。その為、お互い慣れる時間が必要だと思います。しかし、私はこのチームに非常にいい感触を持っています。今年はいい結果が残せると信じています」

Q:今の浦和レッズには華麗にパスを繋ぐサッカーとシンプルにゴールにせまるサッカーはどちらが似つかわしいと思いますか?
「もちろん今のチームの状況、選手の能力をよりよく把握しています。今の選手は性格の良い選手が多いのも知っています。
オランダで学んできたサッカーは常にボールを支配してキープしてパスをしながらゴールを目指していく、どちらかと言えばポゼッションサッカーに近いでしょう。ただしロングボールがダメという訳ではなくて、ポゼッションしながら前にボールを運ぶ、時にはロングボールが必要な場面もあるかもしれないので、どちらかと言う事は答える事が出来ない。華麗にパスをまわしながらシンプルにゴールを狙う事もあると思います。自分がやりたいのはボールをキープしながらシンプルにゴールを狙うサッカーです」

Q:橋本代表と柱谷GMが目標に優勝を掲げているが、チームが優勝を目指していると言うのは最初から知っていた事か?
「優勝すると言う目標を掲げているのは十分理解している。みんなチャンピオンになろうと思っているし、これだけのポテンシャルのあるチームなら優勝争いの出来る4〜5チームに入れると思っている。そしてその為に全てを注いで優勝争いに参加出来るように努力します。2位、3位になって満足出来ない訳ではないし、必ずしも優勝出来るとは限らないこともわかっています。ただし、サポーター、チームスタッフ、クラブで働く人たちが、浦和レッズが上位に上がっていけると信じていると思います。選手時代からもそうでしたが勝つために試合をしているし、6位とかになる為に来たのではない、それはキャラクターとして自分の中に入っています」

Q:大勢のサポーターにスタジアムに足を運んでもらうために現場の監督に出来る事は?
「シンプルに監督として何が出来るか?チームがいい結果を残すしかないと思っている。
選手達が100%の力を出し切ること、レッズらしいサッカー、100パーセント情熱を持って力を出し切ること、ハードワークして情熱を持って戦う事を選手に要求したいと思います
たとえ負けたとしても選手が全てを出し切ってやってくれれば満足だと思う。ただし、少しでも100%を出してない選手がいたら、私はもう45歳ですが、性格上許す事は出来ないと思います」

Q:監督・コーチで誰かに影響を受けたか?また、それはどういうところか?
「レッズでプレーヤーとして引退した後から指導者として学びはじめました。
マルティン・ヨルさんのもとで2年間アシスタントコーチ、フェイエノールトでフリット監督のもとでアシスタントコーチ、その後、ボアビスタで、その後ハンブルガーで指導を学びました。しかし色々な指導者を見てきましたが、私はペトロヴィッチであって他の誰でもありません。モウリーニョはモウリーニョであり、ヒディングはヒディングであり、ファン・ハールはファン・ハールであり、私はペトロヴィッチです。ただし、色々な指導者から少しずつ自分の糧になるものは得てきたと思います。大事なことは一日一日自分が指導者として良くなりたいと全てのトレーニングで心掛けること。なので、特定の誰かに影響されたという事はないです。逆に広く言えば全ての指導者に影響されてきました。監督としては若いと言う人がいるかもしれませんが、3つや4つの世界的に有名なリーグの中で指導を勉強してきましたし、指導者としての経歴は十分にみたされていると思いますので、自信はあり恐れる事はありません。プレーヤーの時も何も恐れる事がなかったように今も何も恐れていません。
例えの話ですが、名古屋グランパスはものすごく経験のある指導者がいい結果を残せなかった。しかし指導者になって日の浅いストイコビッチさんが優勝している。経験があるからと言っていい結果を残していない。
浦和レッズから若い才能のある選手達が日本代表として活躍してくれれば非常に誇りに思います。そしてレッズの中でもユースから何人もトップにあがれる選手がいればクラブとしてよりよい結果を残していけると思います」

新監督就任会見(2)に続く
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