12月4日（土） 2010 J2リーグ戦 第38節
栃木 2 - 1 鳥栖　（12:33／栃木グ／3,722人）
得点者：6' 豊田陽平（鳥栖）、67' 崔根植（栃木）、72' 水沼宏太（栃木）
スカパー！再放送 Ch183 12/6（月）後05:00〜
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●米山篤志選手（栃木）：
「出来れば長い時間ピッチに立っている姿を見せたいと思っていたが、本当に数分間だったのでちょっと寂しさはある。でも、練習でも練習試合でもなく試合でピッチに立っているところが見せられて良かったなと思った。感謝の気持ちでいっぱいだった。少ない時間だがしっかりやろうと思った」

Q:今年は勝って学べることが多かったが、今季を振り返って。
「昨年を考えると今年は躍進したと言っていい年だった。躍進は皆のもの。応援してくれる人も。（佐藤）悠介もセレモニーのコメントで言っていたが、その土台の部分を築いてきたのは俺と悠介だという自負はある。今年の結果に関しては少なからず僕達は貢献してきたのではないかなと思う」

Q：引退する佐藤選手への思いは。
「今季は苦しい思いをしながら、なんとか結果を出すことでプレーする機会を得たことを思い出し、悠介の言葉にはぐっと来るものがあった。土台をきちんと築いてきたのは僕達ベテランだと思うし、あいつがいなかったらこの成績はなかったと思う。最後のピッチにあいつと一緒に立てなかったのは残念だったが、本当にお疲れさまと言いたい」

●崔根植選手（栃木）：
「（シュートシーンは）ゴール前だったので、ただ触っただけ。ミスで失点したが起きたことは仕方がないので割り切れた。残り時間もあったので皆でやり直そうと話していた。絶対に負けないなという予感はなんとなくだがあった。結果的にいい形で締めくくれたのは、試合前に監督がチーム一丸となって戦おうと言ったからだと思う」

Q：ロボがいなければと言われてFW陣は悔しかったと思うが。
「そういうことは言われたが、いっさい自分は気にせずに、誰が出ても常に一緒にやってきた仲間なので、気にせずにプレーした」

●岡田佑樹選手（栃木）：
「最後に役に立てて良かった。少しでもチームの勝利に貢献できるように、そのことを意識してピッチに立った。サポーターの応援は本当に嬉しかった。栃木での思い出は、やっぱりＪＦＬからＪへ昇格したこと。最後に勝てるかそうでないかではだいぶ差がある。勝てて良かった。まだ体が動くので、これからも頑張りたいと思う」

●水沼宏太選手（栃木）：
「平常心で、自分のプレーに集中するだけだと思った。自分のゴールで勝ったことは初めてだったので嬉し過ぎた。ただ、ちょっと喜び方が雑だった（笑）。サポーターの皆さんには半年間お世話になりました。自分が成長できたのは栃木のおかげでした。これからも応援よろしくお願いします」

Q：ロボがいなくてもゴールを決めたいと言っていたが。
「自分が決めてやろうと思っていた。1対1で、ここで決めなければという場面だった。ゴール後は耐える時間もあったが、そこは慌てずに皆が対処できたのかなと思う。最初にミスで失点したが慌てなかったし、最後まで自分達のペースでできた。先制して追い付かれることが今季は多かったので、自分達のメンタル面での成長を感じたし、最後まで気持ちを切らさずにできたと思う。本当にゴールは気持ち良かった。今季は終わるが来季に繋がるゴールだと思う。これからも積み重ねが大切だと思う」

●落合正幸選手（栃木）：
「悪い試合ではなかったと思う。内容も悪くなかったし、ピンチもチャンスも互角にあった。その中で力勝負に勝てたことは良かったと思う。失点後に盛り返せたし、そこでうしろは切れないように心掛けた。僕が周囲に引っ張られるくらいにチャミ（宇佐美）はラインコントロールしてくれたし、カモ（鴨志田）も積極的にやってくれた。結果が出たからかもしれないが、凄く良かったと思う。高さでもチャミは勝負できるし、カモはボランチをやっているのでビルドアップの部分でもパスも受けられる。根植の1点は正直大きかった。向こうもミスだし、こっちもミスから失点した。気持ちの部分では後半なので、がくっときたと思う。付け入るすきに入れて追加点も取れたので良かった。逆の展開は散々味わってきたので、こういうこともできるとひとつのパターンを得られた。
特に僕は失点後に気持ちが落ちなかったこと、不安もなくボールを回し最終的にゴールに向かうイメージを持ちながらサッカーができたし、持たされている感がなかったのはよかった。でも、追加点を取った後に、それができればさらに良いチームになれると思う。少しだが確実にチームは前進した。去る選手もいるが、来年強くなったと言われないといけない。残る選手、スタッフがどうなるか分からないが頑張っていきたいと思う。」


●飯尾和也選手（鳥栖）：
「コンディションは全く言い訳にはならない。負けは負け。メンタル的なものだと思う。1点を取って安心ところはあると思う。あそこから畳みかけられたし、相手が落ちているところに行くべきなのに、逆に引いてしまった。前から行こうと言っていたが。上手くいかず受け身になった。先制したわけだし、勝たないといけなかった」

Q：栃木の18番の圧力が強かった？
「そうですね。体が強かったので、そこへ単純に入れてきた。それよりもボールへ対して強く行けていれば駆け引きが出来たし、もっと強く行けたが、なかなか裏を狙ってくる相手に対してボールへの寄せが弱かった。そこの部分がもうちょっと行くようにしたが、修正ができなかった。足元に来るのか、それとも裏に来るのか分からない時間が多かった。いい時はプレッシャーが掛かり、ここに出てくるのが分かる。ここ最近はそうだったが、今日はプレッシャーが弱かった。そこが今日はいつもと違ったところだと思う」

Q：9位で終わったシーズンを振り返って。
「非常に大変なシーズンだったし、現場もそうだがサガン鳥栖の全てが、今年本当に勝負を懸けていたのかと。本当にそんなに甘いものではないし、サガン鳥栖として会社から全ての人が反省しないといけない。サガン鳥栖がみんなで受け止めなければいけない大きな問題だと思う。周りから期待された分のことをしていたのかというのが問題なので、そこは選手は勿論、皆が来年に向けて受け止めなければいけない。期待されて口では言えてもサガン鳥栖として応えられていないところがあった。現実として皆が反省しないといけない問題だと思う」

●豊田陽平選手（鳥栖）：
「栃木はホームで最近は勝てていない状況で僕等も勝たなければいけなかった。先制点までは良かったが、自分達のボールの回し方だったりとか、やらせてもらなかったというか、やれなかった。そこは次へ向けての課題になる。サポーターには勝点３を取れなくて、申し訳なく思っている。その気持ちだけです」

Q：先制後に押し込み切れなかったが。
「ホームの栃木がアグレッシブにきていたし、もう少し落ち着いてボールを回したり、セカンドボールももう少し拾えたら、うちのリズムになったがリズムが作れなかった。うちのサッカーができなかった。切り替えの部分ももちろん大事だったが、気持ちを前面に押し出し、球際に行くことだったりがちょっと足りなかった。先制してから少し余裕が出てくるのか、アグレッシブさに欠けた。そういうところは今後の課題にしないといけない」

Q：立ち上がりは前から行けていたように思うが。
「前節のように前から行くことで相手が嫌がり、蹴ってセカンドボールを拾って、マイボールにすることがやりたかったけど、ちょっと上手く連動できずに相手のボランチに上手く受けられ、自由にさせてしまったことで、自分達が引いてボールを入れさせないやり方にした。ただ、なかなかリズムが戻ってこなかった」

以上