本文へ移動

今日の試合速報

ルヴァン 準々決勝 第1戦
ルヴァン 準々決勝 第1戦

J’s GOALニュース

一覧へ

【2009Jユースサンスタートニックカップ:準々決勝 東京Vvs広島/横浜FMvsG大阪】プレビュー:プロのステージで活躍した選手が激突する東京Vvs広島。手負いのG大阪に右肩上がりの横浜FMが向き合う(09.12.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
★準々決勝の全4試合を取材予定!
≫2009Jユースサンスタートニックカップ特集サイト
----------
東京V vs 広島(12月20日(日)11:00KICK OFF/ベアスタ

2009Jユースサンスタートニックカップの準々決勝・ベアスタラウンドは育成力の高いクラブの激突となる。第1試合の東京Vvs広島はプロの舞台で活躍するユース選手のプレーが見所になりそうだ。東京Vは高橋祥平(U-18日本代表)と高木俊幸(U-18日本代表)の2人がそうだ。高橋は今年のJ2開幕からレギュラーで起用されて25試合に出場していたが、終盤はベンチ入りを逃しておりユースの世界で課題の改善を図る。高橋がどんな意図を持ってチームプレーに融合させるのか注目したい。一方、高木俊はリーグ戦の終盤にトップチームで5試合に途中出場するチャンスを掴んだ。試合結果は5試合で4勝1敗と、終盤に上向いたトップチームで経験したことをユースの試合にどう還元するのか興味深い。また、2年生の小林祐希はトップでのリーグ戦出場はないが、トップチームへの帯同を果たしている。この超ユースレベルの3人が東京Vをどう引っ張っていくのか、九州のサッカーファンはベアスタで目撃してほしい。
ユースの選手として高い評価を受ける選手と、2種登録でトップチームでの経験を積んだ選手は同じ年齢でも完全に違う。しかし、その違いが常にチームプレーの中で活きるとは限らないのがサッカー。2回戦の横河との戦いでは前半を0−1とリードされて終わっている東京V。後半の4得点でしっかりと力の差を見せ付けたところに凄さがあるが、それを前半から見せることが出来るかが課題になる。リーグ戦も終わり、試合を重ねるごとに選手の融合が進むなかで東京Vの未来を背負うユースの選手たちがトップやユース年代の代表チームで経験したことを発揮するのかは非常に興味深い。東京Vというクラブの最大の財産は育成力だと思う。プライスレスであるこの財産が育てる選手たちが東京Vの未来をどう創っていくのかを見届けるには、広島は最良の相手の一つである。
広島は2回戦の川崎F戦ではかなり苦労した。守備が堅い川崎Fのゴールをなかなかこじ開けることが出来ずに2度のリードを許し、その都度追いついたがPK戦までもつれ込んでしまった。2度目に追いついたときは延長後半のロスタイムに得たPK。外せば終わりだった重圧のかかるPKをトップ昇格が決まっている大崎淳矢が決めて手にしたPK戦(5−3)での権利。2回戦はチャンス不足、決定力不足ということになるだろうが、プロのステージ・ヤマザキナビスコカップでゴールを決めている大崎が東京V相手にどれだけ勝負をすることが出来るかが見所になる。大崎は積極的なドリブルで仕掛けることが出来る選手。難しい試合内容が予想される広島だが、大崎や井波靖奈の攻撃力で東京Vが攻撃に使える時間を少しでも短くして勝機を見出したい。

横浜FM vs G大阪(12月20日(日)14:00KICK OFF/ベアスタ

JFAプリンスリーグ関西で2部に降格することになったG大阪。国内トップクラスの育成実績を持つG大阪にとって屈辱だが、1年締めくくりのJユースサンスタートニックカップはG大阪ユース此処に有りというところを見せたい。しかし、2回戦の千葉戦は大苦戦を強いられた。GKの金谷和幸のセーブと原口拓人のゴールでなんとか勝ち上がったが、準々決勝は今年1年を通じて結果を出し続けてきた横浜FMが相手なのでより難しい戦いになることが予想される。昨年は宇佐美貴史、大塚翔平ら攻撃的なポジションに軸となる選手がいたが、今年の攻撃力は少し落ちている。内田達也、金谷ら守備陣の粘りにG大阪の勝ち上がりが懸かっているが、この守備陣にもケガ人が少なくない。守備陣が粘ることが出来ているうちに如何に点を取るかが課題になる試合になりそうだ。攻撃力が落ちていると言っても、優勝した昨年のチームに比べればの話なので、元々のレベルは高い。よくない内容ながらも千葉に勝ったことを覚醒のきっかけにすることが出来るのか注目したい。
対する横浜FMも2回戦は大分の粘りに苦しんで延長戦までもつれ込んで勝利を手にした。それでも勝つところに横浜FMの強さを見ることが出来るのだが、準々決勝は熊谷アンドリューら2回戦に出場できなかった選手が戻ってくる見込み。横浜FMは高円宮杯全日本ユース(U-18)に続く2つ目のタイトル奪取に向けて昨年のチャンピオンG大阪にいい状態で向き合える可能性が高い。しかし、G大阪のプライドはそう簡単に打ち破ることは出来ないはず。準々決勝こそ横浜FMの本当の強さを試される試合になるだろう。関原凌河、小野裕二ら横浜FM自慢の攻撃陣がG大阪のプライドで硬く固められた守備をどう攻略するのか注目してほしい。

以上

2009.12.19 Reported by 松尾潤
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/05(木) 14:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)審判の舞台裏 #6 「元Jリーガー 御厨貴文が審判への道を選んだワケとは?」