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監督としては史上初、2大会連続の「FIFAワールドユース選手権」に向かう大熊清。
今回のチームには、国見高校出身の中村北斗(福岡)、兵藤慎剛(早稲田大)、平山相太(筑波大)、市立船橋高校出身の増嶋竜也(F東京)、カレン ロバート(磐田)らに、1学年下の本田圭佑(名古屋)、前田俊介(広島)らが食い込み、さらには次回(2007年)のユース代表世代である森本貴幸(東京V)も加わる。前回UAE大会メンバーに比べると知名度のある顔ぶれがそろい華やかな印象だ。
ただ、ワールドユース選手権の予選も兼ねたAFCユース選手権が行われた04年9月の時点では、このチームの主力たちがJリーグ入りして半年の新人選手という状況で、チームでレギュラー争いに食い込む選手も少なかった。さらに大学組の平山・兵藤がそろって不振にあえぎ、梶山陽平(F東京)の負傷など主力選手たちが実力を発揮できないままに大会は進んだ。優勝を目指して開催地・マレーシアに乗り込んだAFCユース選手権だったが、ワールドユースの出場権は獲得したものの不本意にも3位という成績で終わっている。
かろうじて世界への挑戦権を手に入れた日から早8ヶ月。その間にU-20日本代表はカタール(05年1月)、ブラジル(3月)と2度の海外遠征を行い、レベルアップをはかってきた。
「あとは戦うだけ」(大熊監督)の時期に来た今、改めてこのチームの歩んできた道のり、そして実像をつかむべく、指揮官に迫った。(インタビュー:了戒美子)
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ワールドユースのオランダ戦は、選手たちにとって未体験ゾーンのすごさになると思う。 選手自身のために、ワールドユースでは1試合でも多く勝ち進みたい。 | |
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大熊監督の言動から、着々と準備は進められているという印象を受けた。1-0でカメルーンを下した壮行試合の1試合で一喜一憂するのではなく、あくまで照準は6月10日。2度目の世界へ向かう指揮官にぬかりはなさそうだ。 後編は、チームのこれまでの強化、そしてチームのこれからについて。日本サッカー界の将来を担う世代でもあるU-20日本代表選手たちの世界への一歩目はどのような意味を持つのか。指揮官の声に耳を澄ませたい。 ★「大熊 清 監督インタビュー〜2〜」はこちらから |
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